当初は逆だったのに! 中国アニメが日本の足元にも及ばない理由=中国メディア

当初は逆だったのに! 中国アニメが日本の足元にも及ばない理由=中国メディア

中国のアニメ産業の興りは1920年代にまで遡ることができ、初めて製作されたのは1926年のことだったという。(イメージ写真提供:123RF)

 日本のアニメや漫画は中国でも若者世代を中心に人気が高い。日本のアニメや漫画を通じて日本語を学んだり、日本の他の文化に興味を持つ中国人も大勢いる。今でこそ日本のアニメや漫画は中国のみならず、世界中で人気となっているが、初期のころのアニメ産業や文化は日本より中国のほうが進んでいたのだという。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、初期の中国アニメは「日本の100倍も凄かった」と主張する一方、現在の中国アニメ産業が日本の足元にも及ばない理由について考察する記事を掲載した。

 記事は、日本で1917年に公開された下川凹天(しもかわへこてん)氏の作品が日本にとって初のアニメーション映画だったと紹介。一方、中国のアニメ産業の興りは1920年代にまで遡ることができ、初めて製作されたのは1926年のことだったと紹介。そして、現代アニメを見慣れている中国人からすれば、当時の作品は物足りないと感じられるとしながらも、中国初のアニメ作品は東南アジアでも人気となったと伝えた。

 続けて、初めて製作された時期については中国アニメのほうが日本より遅かったものの、その後も中国ではアニメが続々と製作され、大型作品も多かったと紹介。世界的に見ても、当時の中国アニメは世界各国の作品と遜色はなかったと主張する一方、時代の流れと共に中国アニメは世界から置いていかれ、その差は大きくなっていったことを指摘した。

 その理由について記事は、文化大革命が起きたことでアニメなどと言っていられない時期があったこと、優れた声を持つ人は「アニメの声優ではなく、歌」の分野に進むケースが多かったこと、動物を主人公にした作品ばかりで、人が主人公となって含蓄に富んだ奥行きのあるテーマが少なかったことなどを挙げ、こうした理由によって中国のアニメ産業は日本に圧倒的な差をつけられたのだと論じた。

 「現在の中国アニメ産業は日本の足元にも及ばない」と記事は主張しているが、近年は中国のアニメ産業も成長しているのは事実だ。今後、日本のアニメ産業にとって脅威となる存在になる可能性も大いにあるものの、日本のアニメをきっかけに日本に興味を持ってくれる中国人が大勢いることは喜ばしいことだと言える。s(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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