中国人が京都で行う「民泊」事業、日本の観光ビジネスに乗り出す中国人たち

中国人が京都で行う「民泊」事業、日本の観光ビジネスに乗り出す中国人たち

中国人経営者のなかには、京都の町屋の民泊施設を40件も所有し、オプションでさまざまなサービスを提供し、清掃は一括して業者に任せるなどチェーン展開している人もいるという。(イメージ写真提供:123RF)

 観光立国を目指す日本では年々、外国人旅行客の数が増えている。日本政府は2020年に4000万人、2030年に6000万人を目標に定めており、旅行客が増えればその分宿泊の需要も増えるわけだが、最近ではビジネスに目ざとい中国人が京都の町屋での民泊に乗り出しているという。中国メディアの今日頭条は3月31日、京都で民泊を行う中国人に関する記事を掲載した。中国人は京都でどんな経営をしているのだろうか。

 記事は、何人かの例を紹介しているが、いずれも、もともとは一階部分が店などの業務用部分で二階が住宅になっている、昔ながらの町屋を改装したものだ。今では法律が変わり新たに町屋を作ることはできないため、改装して宿にしているというが、いずれも元の造りをできるだけ残し、純和風を意識しつつもそれぞれ個性を出しているようだ。

 ある宿は明治時代に建てられた建物を改装しており、畳の香りと入ってすぐにある茶室とキッチン、そして、お茶を飲みながら楽しめる日本庭園が特徴で、記事は、「ほとんど外国人が思い描く京都の生活感」と評した。さらに別の宿は、和風と北欧風の和洋折衷で、畳の部屋や和紙を使った壁、庭は和風だがベッドやシンプルな水回りは北欧のイメージだ。

 また、中国人経営者のなかには、町屋の民泊施設を40件も所有し、オプションでさまざまなサービスを提供し、清掃は一括して業者に任せるなどチェーン展開している人もいると記事は紹介。外国人の需要に合わせて、花見や和服の体験、人気スポットのガイドなどのサービスを提供しているという。また、女将や朝ご飯を作ってくれるおばあさんのいる宿もあると紹介している。

 ビジネスチャンスに目ざといのはさすが中国人であり、日本らしさの代名詞とも言える京都でこれだけ中国人が外国人をもてなしているというのも複雑な心境ではあるが、外国人だからこそ客の立場で需要を感じ取れるというのもあるかもしれない。外国人が日本の観光ビジネスに乗り出す時代になっているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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