日本のEEZ内に莫大なレアアースが! だが「現実は残酷だぞ」=中国メディア

日本のEEZ内に莫大なレアアースが! だが「現実は残酷だぞ」=中国メディア

日本の排他的経済水域(EEZ)内に大量のレアアースが存在するという発表が世界的な注目を集めた。(イメージ写真提供:123RF)

 早稲田大学の谷雄太郎講師、東京大学の加藤泰浩教授らの研究チームは10日、「南鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)内に世界需要の数百年分に相当する莫大なレアアース資源が存在する」ことがわかったと発表した。

 中国メディアの環球網は13日、日本のEEZ内に大量のレアアースが存在するという発表が世界的な注目を集めたと伝え、特に日本国内では「この発見が世界のレアアース市場を変える可能性がある」と報じられたことを紹介する一方、実際に商業ベースで採取するのは非常に難しいことであり、「現実は残酷である」と伝えた。

 記事は、レアアースは現代の各産業において必要不可欠な物質であることを紹介し、中国はそのレアアースの生産大国であると指摘。日本のEEZ内に世界需要の数百年分に相当する量のレアアースが存在し、もし全て採取することができれば、現在のレアアース市場における中国の地位を揺るがすと同時に、日本は資源欠乏国から脱出できるという見方もあると伝えた。

 一方で、日本のネット上では、「どれだけ大量のレアアースが存在していても商業開発は非常に困難であり、採取コストが高すぎて棚上げになるのがオチだ」という声も多いと伝え、海底からの採取は陸上における採掘とは「わけが違う」と指摘。現在の技術では海底から資源を採取するのは非常に難しく、採取コストも莫大な額になってしまうと伝え、だからこそ今は技術が成熟し、コストコントロールがしやすい原油くらいしか海底からの採取は行われていないのだと論じた。

 さらに記事は、レアアースは環境にとって有害な重金属や元素を含む場合があり、海底から採掘する際に海水に溶け出せば漁業や海洋環境に甚大な影響をもたらす可能性があると指摘。採取が非常に困難であるという現実は日本にとっては「残酷」であり、同時に日本のEEZ内にある大量のレアアースが中国にもたらすリスクは「極めて軽微」であるとの見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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