新幹線の実績と歴史はすごい「確かに中国高速鉄道は足元にも及ばないが・・・」=中国メディア

新幹線の実績と歴史はすごい「確かに中国高速鉄道は足元にも及ばないが・・・」=中国メディア

中国メディアは、中国高速鉄道は歴史こそ短いものの、この10年間で急速な進歩を遂げ、営業距離や営業最高速度などで世界一であると胸を張った。(イメージ写真提供:123RF)

 クアラルンプール―シンガポール高速鉄道計画は建設費が150億ドルと試算されている巨大プロジェクトだ。このプロジェクトの受注を目指して日本や中国、さらにはドイツなども参戦しているが、入札結果が出るのは今年終わりと言われている。中国メディアの今日頭条は11日、この受注競争において中国が有利であると主張する記事を掲載した。中国には「経験」というアドバンテージがあるのだという。

 記事は、このプロジェクトが東南アジア最大のインフラ建設プロジェクトの1つであると紹介。最大150億ドルという建設費のほか、その後の維持や運営、関連施設の建設、新型車両などもあり、継続的な収入が見込めるため、日本、中国、ドイツの3国をはじめ多くの国が受注獲得に必死だとした。

 なかでも、日本と中国はとりわけ力を入れているが、受注する可能性が高いのはどちらだろうか。記事は、日本の新幹線は歴史があり、1964年から営業を続けていると紹介。この実績と歴史については他国は足元にも及ばないと認めた。

 しかし記事は、「中国は新幹線の実績に対して委縮しているわけではない」と自信を見せた。中国高速鉄道は歴史こそ短いものの、この10年間で急速な進歩を遂げ、営業距離や営業最高速度などで世界一であると胸を張った。さらに、記事が強調しているのは「熱帯地域でも建設の経験がある」ことだ。

 中国のハワイと呼ばれる海南島は常夏の熱帯地域である。記事によると、熱帯地域で高速鉄道を建設するのは問題が多く、この島で高速鉄道を建設した経験が、気候のよく似たクアラルンプールーシンガポール高速鉄道計画でも生きてくると主張し、「経験値では日本よりも有利だ」と論じた。

 記事は、日本、ドイツ、中国の3国で三つ巴の争いになりそうだとしているが、実際に中国がライバル視しているのは日本のようだ。確かに熱帯地域での建設経験は日本にはないかもしれないが、日本は安全運行の実績など他の面で優位性が多くある。ぜひとも日本企業にはこの入札獲得に向けて頑張ってもらいたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

関連記事(外部サイト)