教科書では学べないことがこんなに・・・日本の幼児教育に羨望の声=中国

教科書では学べないことがこんなに・・・日本の幼児教育に羨望の声=中国

中国の一般家庭では子どもを成人まで育てるのに大都市では200万元以上(約3500万円)かかると言われている。一人っ子政策は撤廃されたものの、子育てにはお金がかかるため、2人目の出産を躊躇している人も少なくないようだ。(イメージ写真提供:123RF)

 日本では若い世代について、「ゆとり世代」や「さとり世代」、さらには、「つくし世代」という言い方まであるが、共通しているのは競争社会とはかけ離れていることで、今の日本社会を反映しているとも言える。それと比べると、中国社会は極端すぎる競争社会だ。この競争は幼稚園からすでに始まっているといえるが、中国メディアの快資訊網は24日、日本の幼稚園に関する記事を掲載した。子どもを日本の幼稚園に入れた経験をもとに、中国が学ぶに値することを指摘している。

 記事は、日本と中国の子育ては「全く違う」と前置きしたうえで、まず、「経済的負担」が異なっていると指摘。中国の一般家庭では子どもを成人まで育てるのに70万元(約1200万円)かかり、大都市では200万元以上(約3500万円)かかると言われている。一人っ子政策は撤廃されたものの、子育てにはお金がかかるため、2人目の出産を躊躇している人も少なくないようだ。

 一方の日本は、給食制度があり、小学生は安価で栄養価の高い昼食が食べられると紹介した。これは世界中を驚かせており、中国の子どもはすでにスタートラインから負けているという指摘もあるという。ほかにも出産や育児に対する政府の補助金が多いことや、機能的な母子手帳の交付についても称賛した。

 また、日本の幼稚園では、「子どもたちは常に褒められていること」に着目。教科書はなく、代わりにおもちゃや遊具、動植物、絵本など園内にあるすべてが教科書になっていると紹介した。そのおかげで、四季の変化を肌で感じられるようになっており、生き物を飼うことで命の尊さも教えていると伝えた。

 また、日本の幼稚園では様々な体験ができることにも感心している。夏にはプール、秋には野菜の収穫やマラソンなど、季節ごとにイベントがあり、音楽鑑賞や動物園、植物園の見学など感性を育てる活動も多いと指摘。これは、楽しみながら学ばせる教育で、正直さ、やさしさ、最後まであきらめないこと、ものづくりを学び、想像力を養うという、教科書では学べないことがたくさんあると紹介した。

 中国人の視点から見ると、日本の子どもたちは中国の子どもたちと違って勉強漬けではなく、子どもらしい時間を過ごせていることが分かる。人格形成の大切な時期に、こうした教育を受けられるのは幸せなことではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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