拾ったお金を届けるなんて信じがたい! 「日本人はなぜ正直なのか」=中国

拾ったお金を届けるなんて信じがたい! 「日本人はなぜ正直なのか」=中国

日本は落としたお金が返ってくる社会だが、中国人には、それがにわかには信じられないようだ。(イメージ写真提供:123RF)

 日本は世界的にも治安の良い国と言えるだろう。特に、日本では落とした財布やお金が戻ってくるというのは中国人にとっては非常に驚きのようだ。警視庁によると、2014年の1年間に東京都内で落とし物として届け出られた現金は約33億4000万円にものぼる。そのうち、74%が持ち主に返されたというから驚くのも無理はない。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本人はどうしてそんなに正直なのか」と題する記事を掲載した。結論からすると、記事は日本人が正直なのは道徳心がからだけではなく、日本の法律が整っていることが大きく関係していると主張している。

 確かに、日本の法律は拾ったお金を7日以内に届け出るように定められており、届け出ない場合は遺失物横領罪になる。さらには、届けられた拾得物の持ち主が3カ月経っても現れない場合には、届け出た人のものとなるが、持ち主が現れた場合でも一定の額がお礼として戻ってくるのが通例であると伝えた。法律では、拾得者はその価格の5―20%の報労金を受けると定められている。

 記事は、日本では中国と違い法律が厳しく、拾得物を届けなかったことで就職の内定が取り消されたケースもあるほどだと紹介。日本で法律を守ることは社会的信用にもつながる重要なことであると伝えた。

 記事はこのように、日本は落としたお金が返ってくる社会であることを認めてはいるものの、主な理由は道徳面ではないと主張している。法が整備されているために、所有者・拾得者ともに権利が保障されていることが主な理由だと論じた。

 しかし、届け出る拾得者が皆、違法になることへの恐れや報労金目当てとは言えないだろう。やはり、「落とし主は困っているだろうから届け出る」、あるいは「ネコババすることは良心が痛むため」という人も多いのではないだろうか。中国では落としたお金を見返りを期待せずに届け出ることなど、まずあり得ないことなので、法の整備のおかげだとうがった見方をしてしまうのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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