高速鉄道も乗り入れる北京の大型ターミナル駅に中国人客たちが「憤慨」する理由=中国メディア

高速鉄道も乗り入れる北京の大型ターミナル駅に中国人客たちが「憤慨」する理由=中国メディア

中国の首都・北京にある最大の駅、北京南駅の評判が悪いようだ。(イメージ写真提供:123RF)

 中国の首都である北京市にある鉄道駅「北京南駅」は北京と天津、さらには北京と上海を高速鉄道の起点駅だ。地下鉄や一般鉄道も乗り入れている大型のターミナル駅であり、日本で言えば東京駅のような存在と言えるだろう。中国にとって極めて重要な駅であることがわかるが、利用客の「北京南駅」に対する評判は決して良くないのが現状だ。

 中国メディアの中国経済網は27日、中国随一の高速鉄道駅が中国国民の間でひんしゅくを買っていると伝え、「まるで迷宮のような北京南駅は利用するだけで疲れ果ててしまう」と批判の声があることを紹介した。

 2008年から使われている北京南駅の面積は北京にある駅のうちで最大で、発着する本数は北京最多だが、「設計が非合理的であるうえ、管理やサービスに問題があるため、駅を利用するだけで毎回、大汗をかいてしまう」という批判があるという。しかも、駅内部は大混雑で、駅の案内表示は不明瞭であることも批判の対象となっている。

 記事は、北京南駅は北京と上海という中国の大都市を結ぶ高速鉄道の発着駅であるにも関わらず、「なぜ旅客に快適な旅を提供できないばかりか、批判の的になっているのか」と疑問を投げかけ、それは過度な商業化が理由の1つだと紹介。08年に駅の使用が始まった際には旅客たちのための待合スペースが十分にあったというが、スペースをテナントに徐々に開放した結果、まるで商業施設のようになってしまったという。1つのファーストフードブランドが何店舗も入居し、迷いやすくなってしまった場所もあり、駅の利用客からも「駅を利用しに来たというより、買い物に来たのかと勘違いしてしまうほど」という声もあることを伝えた。

 続けて、北京南駅の利用客は改札にたどり着くまでに商業店舗の派手な看板をひたすら通り過ぎる必要があると紹介。あまりに複雑な構造であることから、列車の時間の1時間前には駅に到着しないと乗り遅れてしまう可能性があることを伝えたほか、トイレに行きたくても各店舗の派手な看板のせいで案内表示が見つけられなくなっていると紹介。駅を運営していくうえでは最低でも収支均衡が必要となるが、一線を超えた過度な収益化は公共交通機関としてのサービスに悪影響をもたらすと警鐘を鳴らした。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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