新時代の小売形態よりも、やっぱり日本の小売サービスが好きだ!=中国メディア

新時代の小売形態よりも、やっぱり日本の小売サービスが好きだ!=中国メディア

ネット通販が急速に発展した中国では、小売業に「ニューリテール」が出現したと前向きに変化を評価する向きもあるが、一方で、昔ながらの接客による小売販売が良いという意見もあるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

 中国メディア・東方網は3日、「ニューリテールよりも、私は日本の小売体験のほうが好きだ」とする記事をを掲載した。中国で浸透し始めている新たな小売りの形態には、消費者が求める「あるもの」が決定的に不足しているという。

 記事は、「他のどの国よりも中国の社会環境の発展が急激であることを否定するわけにはいかない。これはマンパワーの大きさによるものなのかもしれないが、時としてそれは多くの弊害を生む。例えば、ニューリテールの出現によって小売市場が浮わついたものになり、その本質を忘れてしまっている」とした。

 また、「商品サービスが未成熟な中でEC業態が出現したことで、大量のニセモノ品、劣悪品がネット上に溢れ、それが、リアルな店舗でのショッピング体験にも悪影響を及ぼしている。ECは確かにスピーディーで便利、そして、自由なショッピングスタイルだ。しかし一方で、以前よりも製品を簡単に売り出すことができるようになり、劣悪なブランドを作るコストも下げてしまったのだ」と説明している。

 そのうえで記事は、「これは飛躍しすぎた発展の結果なのかもしれない。消費者のショッピング体験を高めるには、商品だけでなくサービスの提供も必要であることを知らなければならない」と指摘。「この点は、日本の小売業界で非常に顕著に見られる。日本では小売環境において普及が進むハイテクはあくまで人間の労力を軽減するツールであり、小売業が最も大切にしているのは人の部分なのだ。気持ちのこもった挨拶やおしゃべりが、買い物をする消費者に温かみを感じさせているのである」と論じた。

 記事は、「新しい小売形態にしろ、従来の形態にしろ、顧客は単に商品だけではなく、サービス体験も求めているのだ。提供する側は、2つのうち1つでも欠かしてはいけないのだ」とした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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