日本の新幹線はスピードを出す技術がないのではなく、敢えてスピードを出していなかった!=中国メディア

日本の新幹線はスピードを出す技術がないのではなく、敢えてスピードを出していなかった!=中国メディア

高速鉄道の輸出で激しく競り合う中国と日本の関係があり、中国で日本の新幹線に関する話題が取り上げられるケースが多い。(イメージ写真提供:123RF)

 中国メディア・東方網は3日、日本の新幹線が中国高速鉄道よりもスピードを出さない理由について紹介する記事を掲載した。

 記事は、「日本は自然災害多発国だが、この半世紀で新幹線は事故による死者をほとんど出さず、ほとんどダイヤ通りに運行するという2つの奇跡を作りあげてきた。その背景には、長年蓄積された強い安全意識がある。安全が第一で、経済性が第二、そして、スピードはその次という考え方を貫いてきたのだ」と紹介。

 そのうえで、「当初時速200キロだった日本の新幹線は、現在320キロと半世紀あまりで120キロしかスピードアップしておらず、中国高速鉄道の最高速度350キロよりも遅い。しかし実際は、中国高速鉄道ができる前の1997年時点で試験車が443キロという走行速度を実現していたのだ。それなのにどうして、300キロ程度にスピードを抑えているのか」と疑問を提起した。

 そして、JR東海の技術責任者が、「まず、安全上の理由がある。新幹線は多くのトンネルを通過するが、高速でトンネルに進入すると乗客の鼓膜に圧迫感を及ぼすため、350キロ以上の速度は出さない。次に、走行中に地震が発生しても安全に減速停止できる速度を保ち、大事故の発生を防ぐため。そして、時速300キロを超えるとレールの摩耗率が大きく高まり、経営コストが上昇するという経済的な理由もある」と説明したことを紹介している。

 記事はまた、技術責任者が説明の最後に「われわれは10分20分速く到着するために、リスクを冒すことはできないのです」と語ったことを併せて伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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