日本で売られているカップ麺のパッケージから、日本人の細やかさや思いやりがひしひしと伝わってきた=中国メディア

日本で売られているカップ麺のパッケージから、日本人の細やかさや思いやりがひしひしと伝わってきた=中国メディア

日本で売られているカップ焼きそばでは、例えば湯切り口の機構が年々進化を遂げていて、湯切りしやすくなってやけどのリスクが減るとともに、湯切り口から「かやく」や麺が流れ出すということも少なくなった。(イメージ写真提供:123RF)

 中国メディア・東方網は16日、日本のカップ麺から伺える、日本らしい「細かい部分への配慮」について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、中国でもよく知られている日本の定番カップうどん・そばの「日清どん兵衛」にまつわる秘密を紹介。「面のパッケージ上には『E』あるいは『W』と書かれている部分がある。これは、関東と関西で売られている『どん兵衛』では味が異なることを示しているのだ。関ケ原を境として東では鰹節をベースにしたスープの関東風で、西では昆布をベースにした関西風になっている。実際に比較してみると、スープの色の濃さが違うことに気付くのだ。日本に行ったら訪れた先の『どん兵衛』を見て、関東風か関西風か見てみるとおもしろい」とした。

 続いては、カップラーメンとカップ焼きそばにおける包装の違いとその理由について触れている。「カップ焼きそばの多くは包装フィルム上に商品名やデザインが印刷されているが、スープを伴うカップ麺はカップに直接印刷されている。実はここには日本人による工夫が隠れていて、カップ焼きそばの容器外側は湯切りをする際に手を滑らせないようにザラザラになっているのだ。ザラザラな表面に印刷するのは難しいので、包装フィルムに直接印刷しているのである。湯切りの必要がない汁麺はカップ表面が滑らかであり、直接印刷できるというわけだ」と説明した。

 また、カップ焼きそばの容器は外側がザラザラな一方で、内側は非常に滑らかになっているとも指摘。これは湯切りした後に麺とソースを混ぜやすいようにという配慮によるものだとした。記事はさらに、日清のカップヌードルの包装フィルムには底の部分に付箋状のシールがついていて、お湯を入れて3分待つ際に蒸気で蓋が開かないようにこのシールで蓋を止めておくことができると紹介している。

 カップ焼きそばでは、例えば湯切り口の機構が年々進化を遂げていて、湯切りしやすくなってやけどのリスクが減るとともに、湯切り口から「かやく」や麺が流れ出すということも少なくなった。カップ麺では記事で紹介されたシールのほか、注ぐお湯の目安を示す線が容器に入っているなどの細かい工夫が見られる。簡単で手軽に味わえるカップ麺だからこそ、理想のパッケージや味への飽くなき追求が続くのだろう
。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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