日本で配車サービスが普及しない理由、それはタクシーのサービスを見ればわかる=中国

日本で配車サービスが普及しない理由、それはタクシーのサービスを見ればわかる=中国

中国では滴滴出行の配車サービスは急速に普及し、既存のタクシー業者は大きな打撃を受けた。ところが、日本ではUberのような配車サービスが普及していない。その理由について、中国メディアが考察した。(イメージ写真提供:123RF)

 米企業のウーバー・テクノロジーズが運営する、配車サービス「Uber」。米国を始め、世界の各都市でサービスを展開しているが、日本ではほとんど普及していない。中国でも「Uber」を見ることはないが、それは中国企業「滴滴出行」がUberの中国国内の事業を買収したためで、配車サービス自体は非常に普及している。

 では、なぜ日本では配車サービスが普及しないのだろうか。中国メディアの快資訊は27日、なぜ日本では配車サービスが流行しないのかについて分析する記事を掲載した。中国では滴滴出行の配車サービスは急速に普及し、既存のタクシー業者は大きな打撃を受けたと言われている。

 記事は、日本でも7ー8年前に福岡市で実験的に「Uber」が導入されたものの、結局営業許可が下りず、わずか3年で撤退したと紹介。日本がこうした配車サービスを受け入れなかった主な理由は「現有の公平な競争原理を破壊するからだ」と論じた。また、営業許可証のない自動車での営業は日本では違法になることや、万一、事故になった場合に正規の保証が得られないことも関係しているとした。

 そのうえで、日本のタクシーは「安全で快適」が全国の基準となっていると紹介。車内は清潔で広く非常に快適で、ドライバーも正装しているとその快適具合を伝えた。これは清潔とは言い難いタクシーが多い中国とは大きな違いだ。

 また、日本ではタクシードライバーになるためのハードルが高く、3年以上の運転経験、および、無事故・無違反、そして、二種免許が必要であると紹介。個人タクシーとなるとさらに条件が厳しくなるため、質の高いドライバーだけがタクシードライバーになれると伝えた。これは比較的簡単にタクシードライバーになれる中国とは大きな違いと言えるだろう。

 実際、日本のタクシーは料金が高いとはいえそのサービスは一流で、運転も丁寧な人が多いのではないだろうか。中国では最近、配車アプリを利用した女性がドライバーに殺害される事件が起きたほか、セクハラ的行為が多発しており、その安全性に多くの人が疑問を持つようになっている。日本の市場は閉鎖的とは言われるものの、やはり、利用者の安全や快適性を考えると、日本のシステムの方が優れていると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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