日本の抗日ドラマは「歴史に不敬な中国の抗日ドラマと違っている」=中国メディア

日本の抗日ドラマは「歴史に不敬な中国の抗日ドラマと違っている」=中国メディア

日本のドラマ「レッドクロス〜女たちの赤紙〜」は、中国において抗日ドラマとして高く評価されることがある。(イメージ写真提供:123RF)

 中国では以前、日本のドラマが放送されて人気になっていた時期もあったが、今は見られず、抗日ドラマが毎日のようにどこかの局で放送されており、有名な作品もある。しかし、抗日ドラマの量産は質の低下を生み、時代考証や常識を無視した作品は、むしろギャグとまで言われるほどだ。

 抗日ドラマといえば中国の作品がほとんどだが、中国メディアの快資訊は28日、「日本人も抗日ドラマを撮った」と紹介する記事を掲載した。それは2015年に放送されたスペシャルドラマ「レッドクロス〜女たちの赤紙〜」のことで、中国でも大きな話題となり、3年も前のドラマながらいまだに語り継がれている。記事は、中国人が作る抗日ドラマとどこが違うのかについて考察している。

 記事はまず、中国にあふれる抗日ドラマに苦言を呈し、内容がお粗末で娯楽作品に成り下がっており、「歴史に対して不敬だ」と厳しく批判している。

 では、「日本人の作る抗日ドラマ」はどうだろうか。「レッドクロス〜女たちの赤紙〜」は、主人公の日本人女性が従軍看護婦として旧満州に赴任するというこれまでになかった内容である。主人公らは終戦後、共産党軍に協力する決意をするが、このドラマの中では日本軍の横暴さも、日本人をかくまってくれるほど同情的な中国人も描かれている。

 制作者は記事の主張するような「抗日ドラマ」として作ったわけではないだろう。このドラマに対する中国人の受け取り方はさまざまで、日本人が反省の気持ちを込めて作ったという人もいれば、一般市民は悪くないというメッセージを伝えて日本の潔白を主張しているのではないかという見方もあるという。いずれにせよ、日本軍を極悪非道にした内容一辺倒の中国の抗日ドラマとは一線を画している作品と言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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