日本のコンビニはやっぱりすごかった! 「中国が近づけたのは外見だけ」=中国

日本のコンビニはやっぱりすごかった! 「中国が近づけたのは外見だけ」=中国

中国のコンビニも、ここ数年で大きく進化しており、外見では日本のコンビニに近づいたかのように見えるが、中国国内でコンビニチェーンを実際に作ってきた専門家の目から見ると「中身には大きな違いがある」という。(イメージ写真提供:123RF)

 現代日本人の生活に欠かせないコンビニエンスストア。都心では徒歩数分の距離に何件ものコンビニがあるほど密集しているが、店舗数の多さもさることながら、品揃えの良さやサービスなどでも日本のコンビニは海外から称賛されている。中国メディアの捜狐は12日、コンビニ業に従事して20年というベテラン中国人から見た日本のコンビニに関する記事を掲載した。
 
 記事の中国人筆者は、自身が立ち上げたコンビニを中国国内に1800店舗まで増やしたという凄腕の経営者だそうだ。これまで何度も日本へ行ってコンビニを視察してきたというが、先日改めて日本のコンビニを視察した感想を記している。

 結論から言うと、日本のコンビニは中国よりもはるかに進んでいると実感したという。中国のコンビニも、ここ数年で大きく進化しており、最近では看板も照明も明るくこざっぱりし、保温器で日本のように肉まんなどを販売するような店も出てきた。外見では日本のコンビニに近づいたかのように見えるが、「中身には大きな違いがある」という。

 例えば、日本のコンビニでは基本を押さえながらも、新商品や新しいサービス、新しいビジネスモデルを常に模索しており、重役たちも毎週、商品を試食しているという。商品に対して厳しい目と責任感を持っていると感じたようだ。また、中国と大きく違うのが「生鮮食品」を取り扱うかどうかだ。中国のコンビニでも取り扱いたいと思ってはいるが、高い技術や工場への投資が必要で、怖くて手が出せないのが現状だと正直に告白した。

 さらには、新技術を取り入れていることにも感心している。しかし、中国で話題となった無人コンビニは、「人の温もりある接客」から外れてしまうために今のところ考えていないと紹介した。さらに、災害や少子高齢化、環境保護など社会問題への取り組みも、日本は先進的であると感心している。

 筆者は今回の視察を通して、中国のコンビニ業界は店舗数を増やすことばかりに気を取られていると反省したそうだ。中国では資金さえあればだれでもコンビニ界に参入できるのが現状だというが、「心を込めて営業する」という最も大切なことを学んだと締めくくった。

 中国でもモバイル決済などでは、日本よりも早く広く普及しており、新技術の導入という面では進んでいる分野もある。しかし、全体的なサービスを見ると日本に追いつくのはまだまだ時間がかかりそうだ。あるいは、中国の需要に合わせ別の方向に発展していくのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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