中国が受注したジャワ島の高速鉄道プロジェクト、「ようやく全面着工だ」=中国

中国が受注したジャワ島の高速鉄道プロジェクト、「ようやく全面着工だ」=中国

中国が進めているインドネシア・ジャワ島の高速鉄道プロジェクトが、ようやく全面的に工事が行える算段が整ったようだ。(イメージ写真提供:123RF)

 日本の受注が確実視されていたものの、中国に受注を奪われた形となったインドネシア・ジャワ島の高速鉄道プロジェクト。起工式が華々しく行われた後も土地の収容などで問題が生じ、予定どおりの開業は難しいと指摘されていた同プロジェクトだが、ようやく全面的に工事が行える算段が整ったようだ。

 中国メディアの澎湃新聞は6月30日、ジャワ島の高速鉄道プロジェクトでは各種許可や融資、さらには土地の収容などで大きな進展が見られ、全面的に工事を進めるための条件が整ったと伝え、遅れていた工事が一気に進むと期待を示す記事を掲載した。

 記事は、中国の国有企業であり、鉄道事業を行う中国鉄路総公司の関係者が「ジャワ島の高速鉄道プロジェクトは工事を全面的に行うための各種条件が整った」と話したことを紹介。中国にとって同プロジェクトは一帯一路構想における重要なプロジェクトであり、中国高速鉄道にとってもインフラ全体をセットで輸出する初めてのケースであることを強調し、そのプロジェクトでようやく全面的な着工が可能になったことを伝えた。

 同プロジェクトは全長142キロメートルで、完成すればジャカルタからバンドンまでの移動時間が現在の3時間から40分まで短縮されることになる。記事は、この鉄道は現地の人びとに快適な移動手段を提供するだけでなく、投資環境を改善し、商業開発が進むことで旅行産業も発展するはずだとしたほか、工事によって現地に2000人を超える雇用を生み出したと伝えた。

 中国側はもともとインドネシアに対して2019年の開業を提案していたが、記事は「全面的に工事を進めるための条件が整った」と伝えつつも、竣工や開業時期の見通しについては触れず、中国側は「安全と品質管理を強化しつつ、工事を順調に進めていく」とだけ伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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