地震に強い日本の木造家屋も、水害には弱かった=中国メディア

地震に強い日本の木造家屋も、水害には弱かった=中国メディア

中国メディアは、100人以上の死者を出した西日本での豪雨災害について被害が拡大した理由を考察した。(イメージ写真提供:123RF)

 中国メディア・中国新聞網は10日、「地震に耐えられる木造家屋は、洪水には脆かった」とし、西日本で発生した豪雨災害の被害が拡大した理由の1つに日本独特の木造建築があるとする記事を掲載した。

 記事は、豪雨による洪水や河川の氾濫、がけ崩れなどにより100人以上の死者を出した今回の災害について、仏AFPが被害を深刻なものにした5つの原因を挙げたことを紹介し、それぞれについて解説した。

 最初の要因は、台風の季節であったこと。今回の大雨は台風発生に伴う前線の停滞によって起こったものであり、8日に時点で118の観測所にて72時間の積算雨量が過去最高を記録するなど未曽有レベルの雨に見舞われたと説明している。

 次に挙げたのは、多様化した地質だ。「日本の国土の約70%は山脈と丘陵でできており、家屋の多くが山の斜面、あるいは、山の下に広がる平地上に立っている。それゆえ、一旦洪水や土石流が発生すると、これらの家屋は容易に災害に巻き込まれることになるのだ。この点について、日本政府は長期計画を練ってぜい弱な地盤への家屋建設を規制する計画を進めている」とした。

 そして、3つのポイントとして、木造家屋を挙げた。「日本の家屋の多くは木材が用いられており、特に農村では伝統的な木造家屋の人気が高い。木造家屋は柔軟性があり、防震性を考えれば理想的な選択だが、洪水や土石流の巨大な圧力には耐えられない」と指摘している。

 記事はこのほか、避難勧告や避難指示に強制力がなく、多くの市民がこのような情報を無視しがちであること、そして、地球温暖化に伴う気候変動の影響についても、災害を深刻化させた要因として提起した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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