世界最先端の治水システムを持つ日本でも「天災の前では無意味だった」=中国メディア

世界最先端の治水システムを持つ日本でも「天災の前では無意味だった」=中国メディア

西日本豪雨で犠牲者が14府県で200人を超えた災害の大きさには中国でも驚きを持って受け止められている。(イメージ写真提供:123RF)

 西日本豪雨の犠牲者は14日、14府県で200人を超えたと報道されている。大雨特別警報が11府県で出たという今回の災害は異例ともいえる。この災害は中国からも注目されているようだ。中国メディアの快資訊は14日、この豪雨災害に関する記事を掲載した。世界に誇る進んだ日本の治水システムでも太刀打ちできなかったことに驚いている。

 記事は、日本には世界最先端の治水システムが完備されていると紹介。東京の地下に建設された神田川・環状七号線地下調節池は、「神殿のようで荘厳」と中国でも話題となった。大雨などで水量が増加した際に、調整池として一時的に水を流し込み、洪水から街を守る役割を担っている。貯留量は約54万立方メートルとされている。

 山脈が多く低地が少ない日本では河川が氾濫しやすく、降雨量も多いため、日本は昔から治水管理に力を入れてきた。調整池のほかにも、ダムの建設、河川の拡幅、放水路を設けるなど、各地域の特性に合わせたさまざまな対策を取ってきたため「治水対策は完璧」に映っていたのかもしれない。

 しかし記事は、今回はまれにみる豪雨で、過去36年で最悪の規模であったと指摘。「どんなに進んだ治水システムも、天災の前には無意味だ」としているが、今回の災害はそれだけ想定をはるかに超える大規模なものだったということだろう。

 自然災害を前に、人間がいかに無力であるかを思い知らされた今回の西日本豪雨災害。発生から1週間以上が経ち、救助、捜索活動も難航していると報じられているが、1日も早く復興することを願うばかりだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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