日本が受注したインド高速鉄道、中国人が「別に残念じゃない」と強がる理由=中国メディア

日本が受注したインド高速鉄道、中国人が「別に残念じゃない」と強がる理由=中国メディア

日本が中国と受注で競り勝ったインドでの高速鉄道計画が難航している。これに対し、中国メディアは、「これから喜劇のようなことが始まるのを知っている」と指摘した。(イメージ写真提供:123RF)

 中国との受注合戦の末、破格の条件を提示することで日本が受注を獲得したインドの高速鉄道計画。しかし今、インドの地元住民らの反対運動に直面しているという。中国メディアの百度は23日、この理由についてインド市場の特殊性が関係しているとする記事を掲載した。

 中国が受注を逃したことで、中国国内では不満の声や負け惜しみ的な意見が多く聞かれた。記事は、日本が破格の条件を出して中国人の手から高速鉄道計画を「奪った」としつつも、「多くの中国人は残念がっていない」と主張。むしろ、これから「喜劇のようなことが始まるのを知っている」のだという。

 では、どんな「喜劇のようなこと」が起きるのだろうか。記事は、日本が受注獲得後もずっと苦労続きであり、それはこれからも変わらないということのようだ。日印間では2023年開業で合意していたにもかかわらず、インド側が2022年8月開業を目指す方針を明らかにした経緯がある。理由は、「22年がインド独立75年の節目に当たる」という全く勝手な理由であり、日本には相談もなかったと主張した。

 さらに、インドは日本製の車両ではなくインド製を使いたいと言っているほか、土地の収用もここにきて多くの住民が反対しており、実際難航続きであると言えるだろう。記事は、インドというのは不可思議で複雑で進出するのは難しい市場だと分析。本来は民族も言葉も多様な国であるのに、英国が無理やり1つにまとめてしまった歴史があるからだと指摘している。

 理由はどうあれ、インドの高速鉄道事業は先行きが厳しいというのはまちがいないだろう。それで記事は、「中国が結果的に高速鉄道計画に足を踏み入れなくて良かった」と締めくくっているが、日本の失敗が決まったわけではない。新幹線が評価されているのは事実であり、またインドも高速鉄道を切実に必要としている。前途は多難かもしれないが、インド高速鉄道の成功に期待したい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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