日本は人口対策で、高祖・劉邦のやり方を模倣しようとしている?=中国メディア 

日本は人口対策で、高祖・劉邦のやり方を模倣しようとしている?=中国メディア 

中国の漢の時代に、仁政を施しても出産を奨励しても効果が出ないと見た劉邦は、嫁いでいない15歳から30歳の女性に対して毎年罰金を科す厳しい方針を打ち出したとのことだ。このお触れにより、わずか数十年の間に十分な人口にまで増やすことに成功したという。(イメージ写真提供:123RF)

 中国メディア・東方網は24日、「人口を増やすために高祖・劉邦が打ち出した奇抜な方法を、今の日本が模倣しようとしている」とする記事を掲載した。

 記事は、「古代中国では王朝が交代するたびに人口が激減した。漢王朝も例外ではなく、長期的な戦乱により秦の末期に2000万人いた人口は1300万人あまりにまで減少した。王朝が統治を円滑に進めるには十分な人口が必要だが、広い辺境地帯の人口が絶対的に不足していたのである」とした。

 そのうえで、漢の高祖・劉邦やその家臣たちは民に出生を奨励する政策や、税金の減免政策などを打ち出すも、その効果はいまひとつでなかなか人口が増えなかったと説明。北方の匈奴部落が統一を果たして南下し始めるなか、劉邦が「絶妙なる方法」を思いついたと伝えた。

 記事によれば、その方法とは「独身税」だという。仁政を施しても出産を奨励しても効果が出ないと見た劉邦は、嫁いでいない15歳から30歳の女性に対して毎年罰金を科す厳しい方針を打ち出したとのことだ。記事は、このお触れにより年頃の娘を持つ親は慌てて結婚相手を探すようになり、わずか数十年の間に匈奴の侵攻を食い止めるに十分な人口にまで増やすことに成功したと紹介している。

 記事は「現在、多くの先進国で市民の出産、育児に対する意欲が低下しており、各国で深刻なマイナス成長が出現している。これらの国の中では、劉邦のやり方に倣って独身税を課すことで出産を『迫る』政策を採用し始めている。日本や韓国も近年、この方針で人口を増やそうとしているのだ」とした。

 ちょうど1年ほど前、日本でも独身税を巡る議論が巻き起こったが、日本政府が現在採用しているのはあくまで出産や育児を奨励する政策だ。君主が絶対的な力を持つ古代中国の王朝とは違い、今の民主政治の世の中では「結婚、出産しないことに対するペナルティ」を設けることは難しいのである。

 とはいえ、少子高齢化と人口減少が日本の将来にかかわる大きな問題であることは事実だ。出産、育児の意欲を高める効果的な政策を真剣に考え続けなければならない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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