世界にブランドとして認められる日本の農作物、中国の農業に足りないもの=中国

世界にブランドとして認められる日本の農作物、中国の農業に足りないもの=中国

中国の農業人口は戸籍から見るとおよそ9億人というが、受け継いだ土地を家族が耕す小規模経営であるうえ、高齢化も進んでいて、現代的な農業とはかけ離れた状態にある。(イメージ写真提供:123RF)

 日本と中国では農業の体制に大きな違いがあるようだ。中国メディアの快資訊は28日、「中国の農業は日本にどれだけ劣っているのか」と問う記事を掲載した。

 記事はまず、日本の農業の特色として「作物の質を重視し、品質を等級に分けている」ことを挙げ、「質を向上させる取り組みによって日本の作物は世界的にも1つのブランドとして認められるようになった」と指摘。一方の中国は農作物の輸出量は多くても、低価格でしか取引されないことを嘆いた。

 中国の農業人口は戸籍から見るとおよそ9億人というが、受け継いだ土地を家族が耕す小規模経営であるうえ、高齢化も進んでいて、現代的な農業とはかけ離れた状態にある。また、中国の農業がこれまで追求し続けてきたのは「生産量」であるとし、13億もの人口を支えるために品質よりも量が優先されてきたと指摘。現在は、生産量こそ十分になっているが、一方で悪循環も生じているという。「農家は生産量を求められるが収入は低く、高齢化も進んでるため、機械や新しい技術を取り入れることは難しく、この循環から抜け出すことができない」と指摘した。

 一方で記事は、日本の農業経営について、「耕作地は多くないが、作物は高値で取引されている」とし、日本では農家の規模が小さくても、品質の向上に力を注げば利益をあげることができると説明。また、農作物が販売される商店街やスーパーでは「厳選された品物が整然と並べられ、非常に清潔である」とした。中国では生鮮食品が売られる市場では作物が山積みされていて、品質や鮮度にはばらつきがあるのが一般的だ。

 日中両国の農業は追求する方向性に違いがあることが分かるが、今後中国でも作物の質を向上させ、味や品質を向上させることができれば、現在多くの人が必要としている「安全で健康的な食品」というニーズに応えることができるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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