中国がごみ輸入を禁止した余波、日本に打撃、韓国では暴力事件も=中国メディア

中国が海外からのゴミ輸入を禁止しアメリカや日本に打撃、韓国では暴力事件も

記事まとめ

  • 2017年末に中国は海外からのゴミ輸入を禁止、全面禁止としたのは固形廃棄物24種類
  • 米国ではごみ処理の3分の1を輸出に頼っており、英国同様新たな輸出先を探している状況
  • 日本では廃棄物業者への打撃が大きく、韓国では怒った市民が暴力をふるう事件も

中国がごみ輸入を禁止した余波、日本に打撃、韓国では暴力事件も=中国メディア

中国がごみ輸入を禁止した余波、日本に打撃、韓国では暴力事件も=中国メディア

米国ではごみ処理の3分の1を輸出に頼っており、なかでも中国が最大の輸出先だったと紹介。中国がごみ受け入れを拒否して以降、ごみが山のようになっており、新たな輸出先を探している状況で、これは英国でも同様だとした。(イメージ写真提供:123RF)

 2017年末、中国は海外からのゴミ輸入を禁止した。全面禁止としたのは、環境へのリスクが高く、人への健康被害が大きい固形廃棄物で、生活ごみとして出される廃プラスチックや未処理の古紙など合わせて24種類にのぼる。こうしたごみをこれまで大量に輸出していた日本や米国などの国はどういった影響を受けているのだろうか。中国メディアの快資訊は7月31日、日本と欧米、韓国それぞれの現状について紹介した。

 記事はまず、米国ではごみ処理の3分の1を輸出に頼っており、なかでも中国が最大の輸出先だったと紹介。中国がごみ受け入れを拒否して以降、ごみが山のようになっており、新たな輸出先を探している状況で、これは英国でも同様だとした。

 一方の日本は、リサイクルが進んだ国ではあるが、これまで中国に輸出していただけの量をリサイクルする体力はなく、今のところ「埋めるか焼却処分」するしかないのが現状だと紹介。とりわけ廃棄物業者への打撃が大きいとした。韓国でも、行き場を失ったごみが山積みになっており、廃プラスチックのごみ出しを阻止した警備員が、怒った市民らから暴力を受ける事件まで発生したと伝えた。

 これまで、中国は長年にわたり、廃プラスチックや古紙など再生利用できる廃棄物を大量に輸入し、世界最大の受け入れ先となってきた。輸入禁止が各国に大きな影響を与えるのは当然と言えるだろう。これまで、輸出国と輸入先である中国の双方にとってメリットがあり成り立っていた関係だが、今回の禁止措置の背景には、汚染物質などが混じった粗悪で悪質なごみも大量に輸入され環境汚染が深刻化してきたことがあるようだ。

 日本でも廃棄物業者にとっては大きなダメージとなるのは確実だが、代替輸出先として東南アジアに活路を見出そうとしているようだ。また、これを期に日本のリサイクルもさらに進むに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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