かつては外国人が眉をひそめた日本の「すする」文化が、徐々に喜ばれつつある=中国メディア

かつては外国人が眉をひそめた日本の「すする」文化が、徐々に喜ばれつつある=中国メディア

中国メディアは、日本の独特な飲食文化で取り上げない訳にいかないのが『すする』文化として、日本人が麺を食べる時に音を出すことについて解説した。(イメージ写真提供:123RF)

 夏の暑い日は、冷たい食べ物がどうしても欲しくなる。大定番は、やはりそうめんだが、冷たい水できゅっと締めたざるそばやざるうどんもいい。そして食べる時は盛大にずずっとすすりたくなるものだ。中国メディア・東方網は6日、「どうして日本人は麺を食べる時に大きな音を出すのか」とする記事を掲載した。

 記事は「日本の独特な飲食文化で取り上げない訳にいかないのが『すする』文化だ。日本人はラーメンやみそ汁などを食する時に、総じてずるずると音を立てるのを好む。これが『すする』文化なのだ」と紹介した。

 そのうえで、この「すする」文化が江戸時代に庶民の間で流行した蕎麦にあると説明。食事が大きな楽しみであった江戸時代に人びとは、静かにひっそりと食べるよりも盛大に音を食べたほうが生き生きとして景気がいいと考えたとし、そのしぐさからは、当時の人びとの純朴な性格もうかがえると解説している。

 また、文化的な習慣というだけでなく、「すする」行為には実用的な理論もあると指摘。麺と空気を一緒に口の中に含ませることで、綿の香りが鼻から抜けやすくなり、より香りや味を堪能できるようになるほか、麺が熱くて食べられない時にもすすって麺と空気が触れる時間を増やすことで冷めやすくできるのだと紹介した。

 これまでしばしば「はしたない」「下品」「慣れない」と言われてきた日本の「すする」文化への外国人の見方が、少しずつ変わってきているという。記事は「価値観の違いから外国人の多くはこの文化に理解や賛同を示さなかったが、メディアによる紹介が増え、観光業が急速に発展するにつれ、多くの人が文化として受け入れ、楽しむようになった。日本人が麺をすすって食べるというのは、一種のエンターテインメントなのだ」としている。

 記事は最後に、日本人のように上手に麺をすする方法について伝授。「口に力を入れすぎると麺が入ってこないし、つゆやスープが飛び散る。唇をリラックスさせて自然なOの字型にすることできれいにすすることができるのだ」と説明した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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