日本人がよく口にする「すみません」から見える、日本の文化=中国メディア

日本人がよく口にする「すみません」から見える、日本の文化=中国メディア

「すみません」という言葉には、謝罪や断りのほかに、相手への配慮、相手に対する感謝など、さまざまな気持ちが含まれている。中国メディアは、日本を旅した英BBCの記者による考察を紹介しながら、「すみません」と言う日本人について考えた。(イメージ写真提供:123RF)

 日本語において「すみません」というのは実に用途の広い、便利な言葉だ。その包含する意味は、「謝罪」という一言では到底包含しきれず、日本語や日本文化に慣れない外国人をしばしば困惑させるようだ。中国メディア・解放網は7日、「日本人はどうしていつも『すみません』と言うのだろうか」とする記事を掲載した。

 記事は「『すみません』は日本人が最も頻繁に使う言葉の第1位と言える」としたうえで、日本人がこの言葉を頻発する理由について、日本を旅した英BBCの記者による考察を紹介している。

 この記者は、「すみません」をはじめとする謝罪の言動が、日本における一種のライフスタイルになっており、「ごめんなさい」、「すみません」のほかにも謝罪表現の言葉が少なくとも20種類は存在すると説明。その一方で、実際「すみません」という言葉の中には謝罪の意味合いは10%程度しかなく、残りの90%はリスペクトや礼儀、誠意を示す意味が込められているとした。

 そして、「相手に迷惑をかけることへの断り、一種の謙遜、あるいは、謝罪、はたまた、感激を示すのか、それは、実際の状況に基づいて判定することになる。『すみません』の文化は、謝罪の文化であるとともに一種の感恩の文化でもあるのだ」と説明している。

 また、「日本では、近しい人との付き合いでも礼儀が必用であり、これは相手に対するリスペクトになる」としたうえで、「『気遣い』は日本の謝罪文化の一部であると同時に、気遣いと共感は不可分のもの。気遣いの実践は、一定の範囲内で他人を意識することから始まるものであり、謝罪も他人の感情をおもんぱかる能力に源を発しているのだ」とする、ある日本人の分析を紹介した。

 「すみません」という言葉には、謝罪や断りのほかに、相手への配慮、相手に対する感謝など、さまざまな気持ちが含まれている。われわれは普段無意識のうちに使いこなしているが、よくよく考えてみると確かに奥の深い言葉だということに気づかされる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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