日本の不動産が中国不動産よりも投資対象として魅力的な理由とは=香港メディア

日本の不動産が中国不動産よりも投資対象として魅力的な理由とは=香港メディア

中国メディアは、中国の若者には「住宅という名の宗教」が信仰されていると紹介し、中国人の不動産への執着の強さを示した。(イメージ写真提供:123RF)

 住宅価格が高騰している中国では、賃貸物件の家賃も上昇してはいるものの、不動産賃貸ビジネスは購入費用を考えると賃貸ではなかなか収益が出ないと言われる。一方、日本では賃貸でも利益が十分に見込めるという。香港メディアの鳳凰網は、なぜ日本の不動産は中国よりも投資対象として魅力的と言えるかについて分析する記事を掲載した。

 中国では言わずと知れた不動産バブルに沸いており、高額で取り引きされている。不動産は「確実に儲かる」とされ投資対象としても人気だ。また、日本と違って、どんなに高くてもマイホームは必ず買わなければならないという固定概念もあるため、記事は中国の若者には「住宅という名の宗教」が信仰されていると紹介し、中国人の不動産への執着の強さを示した。そんな中国人にとって、賃貸で利益を出したいのであれば、中国より日本の方が良いという。

 記事はその理由として、中国の不動産はとにかく高いことを指摘。不動産価格が異常に吊り上がっているため、世界的には平均20年でコストを回収できるところ、中国では70から80年かかるほどだとしている。その点、住みやすい国ランキングで上位という環境の良さを誇る日本が、不動産価格で世界標準の枠内であることは「お得」に感じるようだ。

 記事はさらに、日本の不動産が投資対象として優秀である理由を紹介。日本は政治・経済・工業・為替どれをとっても「リスクが少なく安全」な国で、「高収益を維持でき」、「資産価値が安定」していて、CRS(共通報告基準)の対象外で「プライバシーが守られる」利点もあるという。さらには、購入しても70年の土地使用権だけしか得られない中国とは異なり、日本では「土地は永久に自分の財産」になるうえ、「建物の質が良い」と指摘した。

 中国人の投資にかける情熱は、日本人とは次元が違うと言っても良いだろう。中国では、投資家に限らず一般のサラリーマンや主婦にも不動産投資が大人気だ。それは家を買うことに対する執着心や、不動産価格の極端なつり上げにも表れているが、同時に投資するからには必ず儲かると信じている節があるのも否定できない。記事でも、投資に付きもののリスクには一切触れていないのが気になるところだ。その点、バブル崩壊を経験した日本人は、資産の運用に対して非常に冷静かつ慎重であると言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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