観光業でわが国が日本から学ぶべき点、それは「祭り」だ=中国メディア

観光業でわが国が日本から学ぶべき点、それは「祭り」だ=中国メディア

中国メディアは、観光資源として各地の祭りを観光スポットとすべきだと日本の事例をもとに主張した。(イメージ写真提供:123RF)

 中国メディア・東方網は13日、「日本の伝統的な祭りが世界の観光スポットになっている、この点はわれわれも学ぶべきだ」とする記事を掲載した。記事の中で事例として紹介されたのは、2016年にユネスコ世界文化遺産入りを果たした埼玉県秩父市の秩父夜祭だ。

 記事は、秩父夜祭について「日本三大曳山祭りの1つで、毎年12月2日から3日にかけて行われる。毎年開催時には多くの観光客を呼び込み、現地の重要な観光ブランドになっている。祭りでは地元や近隣地域の人びとが集まり、伝統的な服装を身に着けて盛大に行われる。そして、祭りの文化をPRすべく早い時期から準備を始めるのだ。秩父夜祭を見れば、細かい部分から日本の伝統文化に対する保護ぶりを感じ取ることができる」と紹介した。

 そのうえで「観光業の長期的な発展を実現するには、伝統的な文化を守ることは大切だが、それだけでは不十分。日本は、この点はっきりと認識しており、伝統文化を保護しつつ革新も行うのだ。1906年に夜祭の中で花火を打ち上げるようになったというが、それが今では秩父夜祭花火大会に発展し、祭りのクライマックスに位置付けられている。打ち上げられる花火は目新しいものをはじめ多種多様で、非常に壮観だ。そして、花火と音楽の完全なマリアージュを楽しむことができるのである」と説明している。

 真夏の8月に12月の祭りを紹介するというのは少々気が早い気もするが、冬に訪日旅行の計画を立てていて、訪れる場所やイベントを探しているという中国人観光客にとっては有益な情報かもしれない。記事は「伝統文化の祭日を観光スポット化するというのは、中国でもしばしば見られるが、それが世界クラスの知名度になっているものはほんの一握りだろう。日本の文化保護と観光開発のスタイルには、われわれが学ぶに値するものがある」とした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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