新幹線を蹴って中国高速鉄道を選んだインドネシアの選択は「正しかったのか」=中国メディア

新幹線を蹴って中国高速鉄道を選んだインドネシアの選択は「正しかったのか」=中国メディア

インドネシア高速鉄道計画をめぐっては、日中が激しい受注争いをした末、2015年9月に一旦白紙撤回されてから中国案が採用される結果となった。インドネシアは日本の高度な技術と中国の安価な価格とを天秤にかけたと言えるだろう。(イメージ写真提供:123RF)

 中国では高速鉄道が「中国の名刺」あるいは「新4大発明」と評されている。輸出にも積極的で、近年日本とは度々受注合戦を繰り広げてきた。中国メディアの捜狐は22日、中国が受注で日本に競り勝ったインドネシア高速鉄道計画に関する記事を掲載し、進化し続ける中国高速鉄道に自信を持つべきだと主張した。

 インドネシア高速鉄道計画をめぐっては、日中が激しい受注争いをした末、2015年9月に一旦白紙撤回されてから中国案が採用される結果となった。インドネシアは日本の高度な技術と中国の安価な価格とを天秤にかけたと言えるだろう。結局、政府の財政支出や債務保証を必要としないという中国の案が採用され、インドネシアは「日本を蹴った」形になった。

 では、インドネシアは日本を「蹴った」ことを後悔しているのだろうか。記事は、まだ豊かではないインドネシアが中国の案を採用したのは正しい選択だったと主張。中国では高速鉄道を1キロ建設するのに最も高い路線でも0.11ドル、最安路線なら0.036ドルで済むが、日本の新幹線は0.18ドルかかると主張し、建設コストで中国は有利であると分析した。

 さらに日本では最近、製造分野での不正や問題が頻発しているが、中国高速鉄道は技術面でも進化を続けており、一部区間ではWi―Fiの提供を始めるなど、ますます魅力的になっていると主張。そのうえ車輪も含めてすでに国産化も実現していると胸を張った。

 しかし、中国高速鉄道にはねじなどでは日本の部品が使用されているのはよく知られていることであり、国産化100%には至っていない。また、インドネシアの計画は、本来は2019年に開業する計画だったものの、本格的な着工は遅れに遅れ今年にまでずれ込んでいる。最終的にインドネシアが中国に発注して良かったと思うのか、日本を蹴ったことを後悔するのかは先になればわかることだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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