中国の自動車産業はなぜ日本に「圧倒的に負けているのだろうか」=中国メディア

中国の自動車産業はなぜ日本に「圧倒的に負けているのだろうか」=中国メディア

中国メディアは、中国の自動車産業が日本に追いつくためには「中国人は不動産投資や株式投資などに夢中になっている暇はない」とし、日本人のようにたゆまぬ努力を継続する必要があると主張している。(イメージ写真提供:123RF)

 経済発展と同時に、様々な分野で技術力を高める中国だが、自動車産業における技術力は、まだ世界と大きな差があるのが現状だ。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本と中国の自動車産業における競争力の差と、その差が生じた背景について考察する記事を掲載した。

 記事は、中国の自動車メーカーの多くは自社での研究開発能力に劣るため、基幹技術や基幹部品の多くを外部からの調達に依存していると指摘し、その技術力は日本に大きく水をあけられていると指摘。

 自動車産業に限らないことだが、工業において重要な技術の1つである「溶接」を例にしても、中国では資格体系が整備されていないうえ、溶接を行う作業員のなかには多くの農民工が含まれていて、作業員によって技術力に大きな差があり、しかも、農民工は離職率も高いため品質にばらつきが生じるのが常であると指摘。これは中国の工業に共通する問題であり、同時に日本と中国の自動車産業の競争力の差につながっていると論じた。

 続けて、日中の自動車産業の差は「国の体制」と「タイミング」によって生じたことも否めないとし、中国は社会主義国として計画経済を推進していたが、中国の自動車産業はこの計画経済のもとでスタートしたと紹介。だが、計画経済は市場の需要や企業間の競争という要素がないため、技術の発展が著しく遅れてしまったと強調する一方、日本は朝鮮戦争やベトナム戦争といった特需もあり、自動車工業は大いに発展したと主張した。

 記事は、中国の自動車産業が日本に追いつくためには「中国人は不動産投資や株式投資などに夢中になっている暇はない」とし、日本人のようにたゆまぬ努力を継続する必要があると主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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