マレーシアが中国主導の鉄道計画を中止へ、日本が後釜を狙っている? =香港メディア

マレーシアが中国主導の鉄道計画を中止へ、日本が後釜を狙っている? =香港メディア

マレーシアのマハティール首相は中国訪問中、「東海岸鉄道計画は財政負担が重すぎる」ことを理由に、中国に対して中止の方針を伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

 中国が自国を中心とした経済圏の確立に向けて打ち出した「一帯一路」構想だが、マレーシアが中国主導の東海岸鉄道計画を中止すると発表したことは一帯一路構想の実現に一定の打撃となった。

 香港メディアの鳳凰網は26日、マレーシアが中止を発表した東海岸鉄道計画について、「日本とインドがこの計画の実現に意欲的」である可能性があると伝えつつ、仮に日本やインドがマレーシアの東海岸鉄道計画を推進することになっても「日印両国は苦境に陥るだけだ」と主張する記事を掲載した。

 マレーシアのマハティール首相は中国訪問中、「東海岸鉄道計画は財政負担が重すぎる」ことを理由に、中国に対して中止の方針を伝えた。記事は「インドと日本が東海岸鉄道計画に興味を示している」という見方が浮上しているとし、「このタイミングで日印が出てくるのは誠実さに欠ける」と主張する一方で、日本とインドが東海岸鉄道計画を実行に移すことは果たして本当にあるのだろうかと疑問を投げかけた。

 東海岸鉄道計画はクアラルンプールとタイ南部を鉄道で結ぶもので、もともと中国が主導していた計画だ。記事は「この鉄道が完成すれば、東南アジアの貿易ルートが変わっていたかもしれない」と伝えつつ、マレーシアの東沿岸部の経済を大きく発展させる可能性があったと主張した。

 続けて、新幹線を見ればわかるとおり、日本の鉄道関連の技術力は高いとし、マレーシアが日本と協力したいと考えるのは理解できると指摘する一方、インドの鉄道関連の技術力は低く、鉄道事故も相次いでいるため、マレーシアがインドとの協力を選ぶとは到底考えにくいと主張した。

 また、マレーシアは中国との計画を破棄すれば、違約金を支払う可能性があり、今後日本と協力する場合は「日本に対して資金面などで破格の条件を要求する可能性がある」と伝えたほか、マレーシアは2018年だけですでに中国との事業を3つも中止していると伝え、日本もインドもマレーシアと事業を行えば「事業を途中で中止させられるという、中国と同じ目にあうかもしれない」と警告した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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