日本のテニス界が正直羨ましいが、羨ましがってもどうにもならない=中国メディア

日本のテニス界が正直羨ましいが、羨ましがってもどうにもならない=中国メディア

全米オープンテニスで、日本の大坂なおみ選手が女子シングルスで初優勝を遂げたことは、中国でも驚きを持って大きく報じられた。(イメージ写真提供:123RF)

 先日閉幕した全米オープンテニスで、日本の大坂なおみ選手が女子シングルスで初優勝を遂げ、日本だけでなく世界を驚かせた。その衝撃は中国にも伝わっており、中国メディアは大坂選手の強さや日本テニス界の育成方針について伝える記事を続々と発表している。中国メディア・東方網は11日、「日本のテニス界が羨ましいが、羨ましがっても仕方がない」とする記事を掲載した。

 記事は、「ニューヨークは日本のテニス界にとって縁起のいい場所だ。4年前には錦織圭がアジア人として初めてグランドスラム男子シングルスで決勝に進出した。そして今回大坂なおみが全米を制覇した。それだけではない。今大会、錦織と大坂はグランドスラムの男女シングルスで初めて揃ってベスト4に進出したアジア人選手ペアになったのだ。20歳の大坂は若さに加えてパワーとテクニックも備えており、すでにトップ選手の風格を備えている」とした。

 そのうえで、「中国が国内トップレベルのテニス選手をアジア大会に派遣して金銀2枚ずつのメダルを獲得する裏で、錦織と大坂はアジア大会で自国のために戦うのではなく、今シーズン最後のグランドスラム大会で強烈な存在感を示した。中国のファンは羨望の気持ちを抱くと同時に、日本の育成モデルを移植することはできないのかと疑問を持っている」と伝えている。

 記事は、中国国内で行われたグレードの低い男子のテニス大会に出場した中国人選手数人に錦織選手について聞いた時の話を紹介。「驚いたことに、錦織は典型的なアジアの選手ではなく『米国製』だと答えた選手が複数いたのだ」とし、錦織選手が米国の環境でプレーヤーとして育ったというのは確かに事実ではあるものの、人との接し方にしろ食べ物の習慣にしろ、錦織選手はやはり典型的な「日本人選手」だと指摘した。

 そして、「大坂は日本らしさを感じない日本人選手だが、彼女は今後長い期間世界の女子テニス界のトップに君臨するに違いない。そして、男子テニスでは、トップ100の中に3人、トップ200になるとさらに3人日本人選手がいる。かたや、中国選手は張択の198位が最高であり、その次となると270位以下になってしまうのだ」とし、日本から大きく水をあけられている現状を伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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