子どもの集中力を引き出すために、日本人が考えた「療法」に目からウロコ=中国メディア

子どもの集中力を引き出すために、日本人が考えた「療法」に目からウロコ=中国メディア

中国メディアは、子どもの集中力をつけさせる方法として、「日本では『ガーデニング療法』と呼ばれる専門の作業療法さえあるのだ」と、その手法と効果について紹介している。(イメージ写真提供:123RF)

 中国メディア・中原網は15日、集中力が足りない子どもに集中力をつけさせる、日本で行われているユニークな方法として「ガーデニング療法」を紹介する記事を掲載した。

 記事は、「幼稚園で遊びまわることに慣れた、小学校に上がろうとする子どもの集中力を鍛えることは非常に重要だ。子どもの集中力を高めるうえで、ガーデニングは悪くない選択である。日本では『ガーデニング療法』と呼ばれる専門の作業療法さえあるのだ」としたうえで、その手法と効果について紹介している。

 まずは、ガーデニングに使う道具によって子どもたちの注意を引くことを挙げ「子どもの目の前に道具を置くと、自然と彼らは注目する。この時に、実際にさまざまな種類の鉢を触らせてその感触を確かめさせるなど、皮膚による知覚を刺激するのだ」と説明した。

 続いては、子どもが実際に手を動かすよう導くことだ。「手を動かすことは単なる言葉の交流よりも子どもたちの注意力を高められる。言葉と動作を交えながら子どもたちに作業をさせてみて、子どもたちが抱いた質問には辛抱強く回答する。うまくできたときには褒めてあげる。そして、水やりの動作は集中力を高めるための反復訓練になる」としている。

 記事はさらに、「生き生きとした、かつ、分かりやすい言葉で植物が育ち、開花し、実を結ぶプロセスを説明することで、子どもたちに開花や結実の様子を想像させ、どんな花や実ができるか考えてもらう。より多くの問題について、子どもたちに考えてもらうことで、その注意力を高めるのだ」とした。

 中国のメディアはしばしば、日本の戸建て住宅について取り上げる際に「庭の手入れがしっかり行われている」ことに注目する。ガーデニングや家庭菜園は、子どもたちに植物の生長過程、植物目当てにやって来る動植物に対する知識や興味、さらには自然に対するさまざまな感情を育むことができる。

 もともとガーデニング療法は認知症を始め、心や体の病気を癒すリハビリテーションを目的に欧米で確立されたものであるが、記事が紹介する通り「庭いじり」は子どもの情操教育にも役立つはず。幼稚園から知識の詰め込み一辺倒になりがちな中国の教育においては大きな啓発になりそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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