日本の地下鉄に手荷物検査がないのはなぜ? それで安全なの?=中国メディア

日本の地下鉄に手荷物検査がないのはなぜ? それで安全なの?=中国メディア

中国メディアは、日本の地下鉄や新幹線などに、保管検査がない理由を考察した。(イメージ写真提供:123RF)

 中国メディア・東方網は16日、「日本の地下鉄にはどうして保安検査が無いのか」とする記事を掲載した。記事の論点は、保安検査をする必要がないほど日本の治安がいいということよりもむしろ、環境的に保安検査の実施が非常に難しいということにあるようだ。

 最初に挙げたの理由は、コスト面での問題だ。もし、手荷物検査の設備と保安検査係を配備するとなると、東京駅だけでも200億円という大金が必要であるとの概算が出ていると紹介。このコスト増は利用者の運賃に転嫁されることになり、乗客からは強い反発が見込まれるとした。

 続いては、時間的な問題。「日本は効率を重んじ、時間を厳守する社会。毎日のピーク時、駅の人の往来は途絶えることなく乗客は足取りを一歩たりとも停めることはない。そして、地下鉄にしろ電車にしろ新幹線にしろ定時発車を旨としており遅延が少ない状況だ。そこに保安検査のプロセスを入れれば、電車に乗るまでの時間が増えてしまうこととともに、電車の遅延も頻繁に発生することになる」と指摘している。

 また、地下鉄が建設された時期の問題についても言及。ロンドンは19世紀に、日本も20世紀のはじめには地下鉄を建設しており、駅の空間が狭く設計されているために、保安検査の設備を追加する場所がないと説明した。さらに、日本や欧米の駅は単に列車に乗るための場所ではなく、巨大な商業施設にもなっているため、なおさら保安検査の設置箇所に困るとした。

 記事は、「実は日本では地下鉄だけでなく、通常の鉄道にも保安検査がないのだ。そして、欧州に行くとわかるが、現地の地下鉄などの鉄道駅も非常にオープンで、自由に出入りできる場所も少なくないのだ。近年テロの脅威に晒されているものの、この状況は変わらないのである」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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