流石は「わが高速鉄道だ!」 インドネシアでは難関を乗り越え着実に進展=中国

流石は「わが高速鉄道だ!」 インドネシアでは難関を乗り越え着実に進展=中国

インドネシア・ジャワ島の高速鉄道計画は、2015年に中国が受注を決め、翌年の1月には起工式が大々的に行われていたものの、工事が遅々として進まなかったため完成を危ぶむ声も出ていた。しかし、2018年6月に入ってようやく全面的に建設が開始したようだ。(イメージ写真提供:123RF)

 ほとんど日本に決まりかけていた受注を中国が奪う形になったインドネシア・ジャワ島の高速鉄道計画。このプロジェクトは、全長142キロメートルで、完成すれば首都ジャカルタからバンドンまでの移動時間が現在の3時間あまりから約40分に短縮されることになる。中国メディアの舜網は、このジャワ島の高速鉄道に関する記事を掲載した。

 2015年に中国が受注を決め、翌年の1月には起工式が大々的に行われていたものの、このプロジェクトを巡っては工事が遅々として進まなかったため完成を危ぶむ声も出ていた。しかし、2018年6月に入ってようやく全面的に建設が開始した。

 記事は、この建設計画には多くの技術的な難関があると紹介。地形が最も複雑で難しかったのがワリニ駅で、構内では橋とトンネルがつながっていて、50メートル高さの膨張土をカットして法面を作るため特殊な処理が必要だったという。また、全長36キロにわたる2号橋には橋梁が27もあり、高速道路と32キロにわたって並行し、何度もジャンクションや川を超えるなど設計上の制約が多かったとしている。

 最も難関だったトンネルはジャカルタ市内を抜ける1.9キロメートルのトンネルで、現場は狭くリスクも大きかったものの、シードトンネル技術を初めて海外で使う機会となり、中国の高速鉄道技術が世界に広がっていることを誇らしげに伝えている。

 記事では、こうした技術的な難関を乗り越えて着実に建設が進んでいることを強調。中国の技術力の高さをアピールしているようで、何事も自国の偉大さにつなげてしまうところが中国らしいと言えそうだ。当初は建設の遅れが指摘され問題視されていたが、とりあえず最近では工事が再開したようで、インドネシアの市民のためにも、当初の予定の2019年開業は絶望的にしても建設を滞りなく完了して欲しいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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