中国人の疑問、なぜ日本は国内から米軍を「追い出さない」のか=中国メディア

中国人の疑問、なぜ日本は国内から米軍を「追い出さない」のか=中国メディア

中国メディアは、なぜ「日本政府は米軍を追い出さないのか」分析する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 米軍はいくつかの国に軍を駐留させているが、国別の駐留規模では日本が最大となるようだ。次いでドイツ、韓国が続いている。米軍の駐留が縮小の一途をたどっていることを考えると、日本は世界の流れに逆行しているとする向きもあるようだ。

 中国メディアの捜狐は27日、なぜ「日本政府は米軍を追い出さないのか」分析する記事を掲載した。日本の国民感情としては「もちろん出て行って欲しい」が、日本政府の心情は複雑で駐留を望んでいるのだという。

 では、なぜ日本は米軍駐留を容認しているのだろうか。記事は主に3つの要因があると分析。その1つが「歴史的な要因」だ。第2次世界大戦の敗戦国である日本は、戦後すぐに米国の占領下になり、米国主導で日本の改造が始まったと指摘。平和憲法を制定し、交戦権を放棄させたが、米軍が日本に残ることによって日本の軍国主義の再登場を防ぎ、米国が日本の安全の荷を負うことになったのだと論じた。

 2つ目は、「日米安全保障条約」という要因だ。日本と米国は日米安全保障条約を締結しており、米軍が日本に駐留するのは法的な根拠があると指摘。大戦後に冷戦となったため、日本は地理的に重要な場所となり、米国は安易に日本を放棄できなくなったのだとした。

 3つ目は「日本」そのものの要因だ。日本には軍隊がないため、安全保障で米軍に依存せざるを得ないと分析。日本は歴史上敵国が多く、理解を得ていないため不安感が強いが、米軍の存在がこの不安を大きく和らげてくれるのだと論じた。それで記事は、日本としては米国に出て行ってもらいたいものの、米軍を追い出すわけにはいかないと指摘。そうするだけの能力も肝っ玉もないと論じた。

 さらに記事は、米国としては旧ソ連の勢力を抑え込むためにも、地理的に日本は重要であったと分析。在日米軍は日本をコントロールすると同時に、日本の軍事圧力を大幅に軽減させることができ、日本は経済発展に集中できるようになり、急速な発展を実現できたのだと主張した。日本には現時点で米軍が必要なのは否定できない事実だ。いろいろと問題があるとはいえ、やはりこれからも日本は米軍にある程度依存せざるを得ないのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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