日本は中国を捨て、東南アジアに・・・、「よせ! わが国の方が将来性あるぞ」=中国

日本は中国を捨て、東南アジアに・・・、「よせ! わが国の方が将来性あるぞ」=中国

中国メディアは、「日本は中国を捨てて、こっそり東南アジアに投資している」という記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 日本企業はこれまで、中国への投資を重視してきたが、最近では東南アジアへの投資に力を入れるようになってきたという。中国メディアの一点資訊は10日、中国を捨てて、日本はこっそり東南アジアに投資しているとする記事を掲載した。

 まず記事は、これまで中国に工場を建設してきた老舗ブランドの日本企業の多くが、中国から撤退し東南アジアへ工場を移していると指摘。中国への投資額は、2012年から17年の間に、134億ドル(約1兆5000億円)から96億ドル(約1兆1000億円)に減少しており、日系企業の従業員数もこの間に16%減少したという。一方、東南アジアの日系企業の従業員は32%増加している。その理由について記事は、東南アジアの都市は6−7%の経済成長を見せており、廉価な労働力や人口を求める日本企業にとって魅力的な投資先となっていると分析した。

 しかし記事は、この傾向にはリスクが伴うとも指摘。東南アジアの労働者は、教育水準がまだ高くないため、求められる作業の程度も高くなく、物流などのインフラにも問題があって、日本企業には潜在的なコストという負担がかかるとしている。それで、「すべての地域が次の世界の工場になれるわけではない」と主張、中国が世界の工場となり得たのは、それを支えるだけの実力があったからだと論じた。

 続けて、日中関係が改善されてきている今、経済交流は安定しており、中国も産業構造の変革期を迎えていてネットや人工知能などのハイテク産業が発展の重点となってきているとし、「このチャンスを逃せば、日本企業は中国での市場開拓がより難しくなる」と、日本はもっと中国に投資すべきであると呼びかけた。

 また、中国の国内総生産(GDP)はASEAN全体と比べてもはるかに規模が大きく、もし日本企業がただ目先だけの利益のためにローエンド産業ばかり注目しているなら、小さな利益のために大きな損失をするかもしれないとくぎを刺した。

 中国としては、米国との貿易戦争もあって、日本などの投資を引き留めたい思惑があるのだろう。東南アジアでも労働コストは上昇しているが、中国ほどではない。また、中国への投資は政治面や知的財産面でさまざまなリスクが存在するのは周知のとおりだ。やはり、日本企業にとっては東南アジアに投資する魅力は大きく、中国撤退と東南アジアへのシフトは今後も続く流れだと言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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