わずか27%のボール支配率で勝った日本、中国が学べるところはあるか?=中国メディア

わずか27%のボール支配率で勝った日本、中国が学べるところはあるか?=中国メディア

サッカーアジアカップ決勝トーナメントで勝ち残っている中国は、次に強豪イランと対戦する。(イメージ写真提供:123RF)

 中国メディア・東方網は22日、サッカーアジアカップ決勝トーナメント1回戦でサウジアラビアに1−0で辛勝した日本代表について「わずか27%のボール支配率での勝利に、中国代表が学ぶべき点はあるか」とする記事を掲載した。

 記事は、21日に行われた日本―サウジアラビア戦では、終始サウジアラビアが試合を支配する展開だったにもかかわらず日本のゴールを破ることはできず、逆に日本が前半にヘディングシュートで奪った先制点を最後まで守り切って勝利したと伝えた。

 そして、この試合における日本のボール支配率がわずか27%だったのをはじめ、シュート本数、フリーキック、コーナーキックの数などあらゆるデータで日本はサウジアラビアに及ばなかったと紹介。「パスサッカーを得意とする日本代表にとっては、いささかまずい勝利だったといえるかもしれない。サウジアラビアのゴール前の守備が充実していたなら、勝敗の行方は分からなかったのだから」と評している。

 その一方で記事は、今回の試合は日本サッカーのプレースタイルに変化が生じ始めていることのシグナルのように見えると指摘。「日本が現在モデルチェンジの時期を迎えており、かつてのようにパスサッカーの極致を求める日本代表はもう存在しないのかもしれない」とした。また、貴重なゴールを挙げたDF冨安健洋は身長188センチメートルで滞空能力が高いという特徴を持っていると説明。「彼は、われわれが知っている日本のディフェンダーの姿とは大きく異なる。体を生かした対抗能力がさらに強くなっているのだ」と解説した。

 記事は最後に、ボール支配率27%で勝利した日本の戦い方から中国代表が学ぶ点について言及。「何といっても相手はアジア最強のイランだから、中国代表がどこまでいけるかは分からない。ただ、イランを前に日本の戦い方は参考になるかもしれない。相手にボールを支配させ、がっちりと守ってカウンター攻撃でチャンスをつかむのだ。そして、フリーキックの守りもしっかりと固めることだ」とした。しかし最終的には「勝つかどうかは運次第」と結んでいる。

 相手がボールを支配し、何度も攻め続ける中で、日本代表はカウンター攻撃をうまく仕掛けられなかったことが大苦戦の大きな要因の1つになった。緻密なパスを重ねるサッカーよりも、フィジカルの強さと身長の高さを持つ中国代表は確かにカウンター狙いのほうが強みを発揮できるのかもしれない。しかしそのためには、相手の怒涛の攻撃を防ぎ切ることが必要。「人事を尽くして天命を待つ」ためには、やはり組織力がカギになりそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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