日本の「コンビニコーヒー」に見る、見事な日本式イノベーション=中国メディア

日本の「コンビニコーヒー」に見る、見事な日本式イノベーション=中国メディア

日本のコンビニ業界では近年「100円コーヒー」がブームになっている。100円ながら美味しく、買い物のついでに利用できる便利さが多くの消費者に支持された。(イメージ写真提供:123RF)

 中国メディア・中国証券報は1月26日、「一杯のコーヒーから見るイノベーションと競争」とし、日本の「コンビニコーヒー」がコーヒー業界に良い競争を生む風を吹かせたとする記事を掲載した。

 記事は、日本のコンビニ業界では近年「100円コーヒー」がブームになっていると紹介。その背景には「価格の安さ」、「カフェに負けないほどの品質の高さ」、「買い物のついでに利用できる便利さ」があるとし、「低価格で便利なコンビニコーヒーはセルフ式コーヒーマシンの開発、サプライチェーンのコスト削減、商業生態の充実、消費理念の革新といったイノベーションが重なった結果なのだ」と説明した。

 また、コンビニコーヒーの出現と人気がカフェのチェーン店や缶コーヒーの販売に影響を与えたことは間違いないとする一方で「それは、良性の競争なのだ」と解説。カフェチェーンの店舗は消費者に空間的なサービスも提供し、缶コーヒーも便利さやバラエティの豊かさでコンビニとは差別化ができることから、この三者は真正面からぶつかり合う競争相手ではないとし、むしろ、カフェや缶コーヒーの新陳代謝を促すことで日本のコーヒー市場全体を豊かにし、売り上げを伸ばす効果を生んだと論じている。

 さらに、日本のコンビニコーヒーの事例は業界と消費者による「協力的なイノベーション」であると指摘。消費の選択を拡大するとともに、競争関係にある業者間の協力を実現して消費市場を広げた事例として高く評価した。その一方で、中国でこの1年あまりの間に起きているコーヒーブランド競争の過熱について「これがコーヒー消費業界にもたらす革新の多くは、排他的な革新」であり、コーヒー消費市場の萎縮を招きかねないものであると指摘。日本のコンビニコーヒーの事例に学び、市場の拡大を導くイノベーションを生む必要性があると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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