インドは新幹線の力を借りて、「中国高速鉄道」と競おうとしている!=中国メディア

インドは新幹線の力を借りて、「中国高速鉄道」と競おうとしている!=中国メディア

インドの鉄道インフラは老朽化しており、多くの死傷者をともなう事故が年間に数十件も発生している。(イメージ写真提供:123RF)

 ムンバイーアーメダバード間を結ぶ高速鉄道計画に、日本の新幹線方式を採用したインドでは近年、列車事故が多発している。事故の多さは他の国を圧倒し、昨年1年間だけで47件の鉄道事故が発生したという。中国メディアの今日頭条は5日、これだけ多くの鉄道事故を起こしているインドは、日本の技術を借りて中国の高速鉄道ビジネスを横取りしたがっていると批判する記事を掲載した。

 記事は、今月3日にも、インド東部ビハール州で死傷者の出る列車事故が発生したことを紹介。この脱線事故では、8人が死亡し50人以上が負傷したという。原因は、鉄道に亀裂が入っていたためとされ、遅々として進まないインフラ整備の現状を改めて浮き彫りにする形となった。同様の事故は、近年では2016年に150人以上が負傷する事故が、2017年8月には立て続けに2件起きており、いずれも脱線が原因でインフラの老朽化が原因となっていると伝えた。

 しかも、今回の脱線事故はまるで「風刺」であるかのようなタイミングの悪さだったと記事は紹介。この4年間、インドの鉄道部門では安全性に力を入れており、予算を増やしたほか、線路沿いに3000キロの柵を作り人や動物の侵入を防止してきたことが目に見えて功を奏してきたからだ。記事によると、2013―2014年では118件もあった鉄道事故が、2017―2018年では73件、2018―先月までの期間には47件に抑えられていたからだ。47件でも非常に多いものの、年々減少していることは確かだ。記事は、今年度はインドの鉄道史で最も安全な1年になると鉄道部門が胸を張って述べた直後の事故だったと伝えた。

 それで記事は、インドは日本の新幹線技術を導入して、ゆくゆくは世界へ輸出しようとしているようだが、中国と高速鉄道ビジネスを争うよりもまず、国内の鉄道の安全を優先すべきだと苦言を呈した。

 確かに、インドの鉄道インフラは老朽化しており、安全の確保は急務といえるだろう。その意味でも、安全に定評のある日本の新幹線技術がインドに導入されれば、交通の便が良くなるだけでなく、多くの人民の命が救われるといっても過言ではないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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