日本人のエンジニアと接して感じた「差」、これが「製品の差」に=中国メディア

日本人のエンジニアと接して感じた「差」、これが「製品の差」に=中国メディア

日本のあるエンジニアが評すると、中国人は「仕事を差不多(チャアブドー)で済ませる」、つまり、仕事ぶりが「適当」、「雑」だと指摘したという。(イメージ写真提供:123RF)

 匠の精神に代表されるように、日本人の仕事ぶりは中国でも称賛されている。しかし、仕事にそこまで精緻さを求めるべきなのだろうか。中国メディアの今日頭条は15日、日本人のエンジニアと知り合って「差」を感じたという記事を掲載した。

 今日、中国のスマホメーカーが世界的にシェアを伸ばしていることから分かるように、中国の電子機器分野は急成長している。記事の中国人筆者は、電子部品製造に関わる日本のエンジニアと知り合い、同業者として「中国との違い」を尋ねてみたそうだ。その日本人は、中国人は「仕事を差不多(チャアブドー)で済ませる」、つまり、仕事ぶりが「適当」、「雑」だと指摘したという。

 「差不多」は中国人が最も好んで使う言葉の1つだろう。これは「大体」、「適当」という意味で、おおらかな国民性を体現した言葉とも言えそうだが、精密さが要求される電子部品まで「差不多」の基準で作ってしまうのが中国人だと指摘している。

 例えば、サンプルを作る際にも、中国人はすぐにゴーサインを出すが、日本人は何度もダメ出しをして計算し直すと記事は紹介。細かな表を作り、誤差の許容範囲も細かく定め、1つでも数値が合わないとやり直すと、その細かさを伝えた。「日本人に付き合っていると疲れる」と本音ものぞかせているが、妥協しない日本人に付き合うと、「結果はとても良い」ものだという。

 筆者はさらに、日本人のエンジニアと一緒に働き、彼らの「良い習慣」にも気が付いたと紹介。例えば、「自分の使った道具は自分で同じ場所に戻す」ことで、基本中の基本ではあるが、それができないので感心しているのだろう。また、規格に合わなかった製品でさえ、注意深く回収し、しかも「回収用の箱を持ち歩いている」と驚いた様子で紹介した。

 筆者は結論として、中国人自身は、「国内のエンジニアは勤勉で苦労を厭わない」と自賛しているが、気まぐれで長続きせず、速さだけを追及して新製品に群がり、市場も安さだけを武器にするため質を追及せず、ブームが過ぎるのが速いと問題点を指摘。これらはすべて「仕事や製品に対する態度」に問題があると分析した。

 日本の電子分野は、今でも中国で一目置かれている。中国もより発展したいと思うなら、仕事に対する日本人のまじめさに倣い、「差不多」の精神を改めることが必要だろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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