環境保護意識の高い日本で「電気自動車」を見かけないのはなぜ?=中国

環境保護意識の高い日本で「電気自動車」を見かけないのはなぜ?=中国

中国では深刻化する環境汚染を緩和させるため、新エネルギー車の普及に力を注いでいる。(イメージ写真提供:123RF)

 現在の中国では大気汚染をはじめとする様々な環境問題が発生している。日本もかつては環境問題に直面し、その解決にいち早く取り組んで来た。中国メディアの今日頭条はこのほど、中国で深刻化する環境汚染に対しては「電気自動車(EV)」が有効な取り組みと見なされていることを指摘する一方、「日本は環境保護意識の高い国のはずなのに、EVが普及していないのはなぜか」と指摘する記事を掲載した。

 中国では深刻化する環境汚染を緩和させるため、新エネルギー車の普及に力を注いでいる。記事は、中国はいずれ新エネルギー車がガソリン車に完全に取って代わることを目標としていると指摘。その中でも特に重視されているのは100%電気を利用した電気自動車で、2018年9月末の統計では、中国国内ではおよそ178万台のEVが存在し、街中でも頻繁にその姿を見かけるようになったと指摘した。

 しかし、日本では「中国と比較すると街中でEVの姿をあまり見かけない」のは驚きだと指摘。東京、大阪を観光したある中国人は、6日間の滞在中に見かけたEVが少なかっただけでなく、「EVの充電スタンドも非常に少ない」と、中国との違いを語っている。

 続けて日本でEVの普及率が低い理由の1つとして、「軽自動車が広い支持を得ている」ことを挙げた。軽自動車は早い時期から「低コストかつ低燃費」な便利な乗り物として、日本人の需要に応えてきたと指摘、それゆえ日本人の自家用車として今でも強い支持を受けていると説明した。また、「日本の企業はEVよりハイブリッド車の開発に力を向けており、選択できる車種が多いこと」、また「EVの技術はまだ成熟しておらず、価格も高い」といった理由も、日本でEVの普及率が低い理由だと論じた。

 日本と中国では国の方針や消費者のニーズが異なっており、それが売り上げを伸ばす自動車に違いが見られるということが分かる。中国政府はEVの普及に大きな力を入れており、近い将来に中国はEV大国になると見られている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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