わが国とは違う! 日本で交通事故死亡者数が減少している理由=中国

わが国とは違う! 日本で交通事故死亡者数が減少している理由=中国

自動車の保有台数が伸びるスピードに対し、道路を整備することや、ドライバーの運転マナーを向上させることは時間がかかるものであり、それゆえ中国では渋滞や自動車事故という問題が深刻な社会問題となっている。(イメージ写真提供:123RF)

 中国はすでに世界最大の自動車市場となっているが、自動車市場はまだ拡大を続けている。2018年末時点で運転免許を持つ人の数は4億人を突破し、自動車保有台数も3億2700万台に達したと言われている。

 自動車の保有台数が伸びるスピードに対し、道路を整備することや、ドライバーの運転マナーを向上させることは時間がかかるものであり、それゆえ中国では渋滞や自動車事故という問題が深刻な社会問題となっている。中国メディアの捜狐は2日、日中を比較して「なぜ日本は交通事故死亡者数が減少しているのか」と述べる記事を掲載した。

 警察庁によれば、2018年に日本で発生した交通事故による死亡者数は3532人となり、1948年からの統計のなかで最少となった。記事は、日本の交通事故による死亡者数は世界の国々と比較しても少ないと主張し、日本はどのように交通事故を減少させているのかと疑問を投げかけ、中国との違いを分析した。

 まず、記事は「ドライバーの素質の高さ」に注目した。日本で見られる「車が歩行者に道を譲る行為」は事故を防ぐことにつながっていると紹介したほか、歩行者にも交通ルールの遵守意識があると指摘。一方、中国は歩行者が車に道を譲るのが当たり前の社会であり、また歩行者も信号のない場所で道路を横断するなど、ルール遵守意識が欠けていると強調した。

 さらに日本は中国よりも「交通規則や罰則が厳しい」と主張し、「路上駐車や飲酒運転、運転時の携帯電話の使用にも厳しい取り締まりがされている」と指摘した。確かに中国では携帯電話を操作したり、通話したりしながら運転しているドライバーの姿は珍しくない。

 中国の街中は日本と比べると、食べ物のデリバリーサービスや荷物の宅配サービスで走る電動バイクが多く見られる。ゆえに路上で停車や、客とのやり取りのため運転中のスマートフォン使用など、事故になりかねない状況が多々見られ、歩行者であっても絶えず注意深くなければならない。記事は、事故を防ぐ安全な運転をするためには、「運転技術だけでなく、日頃の習慣や精神状態も関係している」と分析しているが、中国は自分の身を守るためにはたとえ青信号の横断歩道を渡っていても十分な注意を払うことが必要とされるのが現状だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

関連記事(外部サイト)