中国人が感心・・・日本の介護施設には高齢者の尊厳を守る配慮がある=中国

中国人が感心・・・日本の介護施設には高齢者の尊厳を守る配慮がある=中国

中国では高齢になった親は子が面倒を見るのが一般的とされてきたが、近年は都市部を中心に核家族化が進んでおり、介護施設に入所する高齢者も増えているという。(イメージ写真提供:123RF)

 中国では長年続いた一人っ子政策が撤廃されたものの、子どもを2人以上産まない家庭が大多数となっている。それゆえ、少子高齢化が徐々に社会問題として取り上げられるようになってきている。日本よりも家族の絆が強い中国では高齢になった親は子が面倒を見るのが一般的とされてきたが、近年は都市部を中心に核家族化が進んでおり、介護施設に入所する高齢者も増えているという。

 すでに少子高齢化が深刻な問題となっている日本では介護施設の存在はごく当たり前のこととなっているが、日本の介護施設のサービスは「非常に行き届いたものであると同時に、高齢者の尊厳を守る配慮」があることを知って感心する中国人は少なくない。中国メディアの今日頭条は6日、「日本の介護施設」について紹介する記事を掲載し、日本の介護施設でどのようなサービスが提供されているのかを伝えている。

 記事はまず、日本では「QOL(Quality of Life)」、つまり「生活の質」が重視されていると指摘し、それは社会生活の様々な面に反映されており、介護施設も例外ではないと紹介。それゆえ日本の介護施設は、高齢者が快適に生活することができるような様々な配慮がなされていると伝えた。

 さらに具体的な例として、一般的な日本の家屋では玄関で靴を脱ぐために「上がり框」が設けられているが、高齢者が使用する施設では、段差をなくしたバリアフリーとなっていることや、施設内の様々な箇所に「手すり」が設けられていたり、トイレには「緊急呼び出しボタン」が設置してあることを強調。仮に高齢者がトイレ内で転倒してしまった場合にもすぐに助けを呼ぶことが出来ると紹介した。

 さらに、個人のプライバシーが守られるように「個室」が設けられていると指摘したほか、おむつの交換なども行う前に高齢者に「これから行うこと」を告げて同意を取り、交換したおむつも無下に扱わず、正しい手順で処理を行い、高齢者が不快に思わないよう配慮がなされていると指摘。細かい作業にも高齢者の尊厳に対する配慮が見られると伝え、こうした配慮はまだ中国ではあまり見られないものだと強調した。

 近年では中国でも介護施設が増えているが、そのサービスの内容や施設の設計、そして入所者への配慮といった点ではまだ改善の余地が残されているようだ。今後、中国でも高齢化社会となっていくことが予想されているゆえ、サービスの向上が期待されている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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