マナーとされてきたエスカレーターの片側空け、日本や韓国で取り止める動き=中国メディア

マナーとされてきたエスカレーターの片側空け、日本や韓国で取り止める動き=中国メディア

中国メディアは、「エスカレーターの片側を空ける行為は危ないうえに非科学的であり、提唱すべきではない」と主張した。(イメージ写真提供:123RF)

 中国メディア・澎湃新聞網は9日、これまでマナーとして広く紹介されてきたエスカレーターの「片側空け」が、最近では日本をはじめとする各国、地域で推奨されなくなっていると報じた。

 記事は、上海市特殊設備監督検験技術研究院の専門家が「エスカレーターの片側を空ける行為は危ないうえに非科学的であり、提唱すべきではない」との見解を示したことを伝えた。

 そして、中国国内で適用されているエスカレーターの国家標準に言及し、エスカレーターの段差が、通常の階段よりも大きく設定されていることを紹介。このため、エスカレーターを歩こうとすると転倒するリスクが高く、さらにはほかの乗客を巻き込む大事故にもつながりかねないとした。また、常に片側だけに重量がかかる状態は、機器の故障発生や寿命の短縮にもつながると説明している。

 記事は、日本や韓国、香港などではエスカレーターを使用する際に自然と左側もしくは右側に立つことが習慣化されてきたが、「これはあくまで生活の中で自然に形成された習慣に過ぎず、規則でもなければ国際的に認められた慣例でもない」と紹介した。

 そのうえで、近ごろでは各地でこの習慣を止める動きが出ており、韓国のソウル地下鉄では「左に立って右側を空ける」という規定が廃止されたほか、日本でも両側を空けず、歩かない安全な乗り方を提唱するキャンペーンが行われ、香港地下鉄でも「ベルトを掴んで動かない」という宣伝コピーが用いられるようになったと伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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