日系車のほうがドイツ車よりも質が高いのに! なぜ一番売れているのはドイツ車なのか=中国

日系車のほうがドイツ車よりも質が高いのに! なぜ一番売れているのはドイツ車なのか=中国

中国メディアは、「日系車のほうがドイツ車よりも質が高いのに、なぜ一番売れているのはドイツ車なのか」と題する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 中国の自動車市場において最も良く売れている外車はドイツ車だ。2019年第1四半期のシェアでは、20%の日系車を上回る22.5%に達した。中国メディアの今日頭条は1日、「日系車のほうがドイツ車よりも質が高いのに、なぜ一番売れているのはドイツ車なのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、「日系車のほうがドイツ車よりも質が高い」と言える理由について紹介。車の質の良さは「故障がどれだけ少ないか」で分かるとして、米国の故障が少ない自動車ランキングを紹介した。レクサスが1位で、これまでもレクサスは常に上位3位に入っていたという。トップ10のうち3車種は日系車で、中国人に人気のドイツ車はランキングの後ろのほうだと日系車との違いを指摘している。

 では、なぜ故障が少なく質が良い日系車よりもドイツ車が中国人に購入されているのだろうか。記事は、中国ではいまだに「ボディの鋼板の薄さや重量」が気にされていると指摘。これらは品質とは大きな関係はないにも関わらず、多くの中国人ユーザーはいまだに間違った情報を信じているそうだ。実際には、日系車の安全性は衝突安全テストで実証済みだ。さらに、中国ではメンツのために、見た目の良い車やスペックを気にするが、この点ドイツ車は実用重視の日系車よりも中国人の需要に合わせた販売の仕方を心得ていると伝えた。

 こうしてみると、中国の自動車市場では「質が良ければ売れるわけではない」ようだ。記事は、結局のところ歴史問題に行きつくのだろうと推測している。第二次大戦当時、ドイツと日本は同盟関係にあったが、直接中国を攻撃したのは日本であるため、「比較の問題」でドイツは日本ほどイメージが悪くないと分析。また、メディアによりドイツ人の仕事は正確で信用できるというイメージ操作がされてきたのも関係しているのではないかとしている。

 筆者は、「質の高さで言えば日系車のほうが高いが、売国奴と言われるのが怖くてドイツ車を選ぶのは理性的ではないのでは」との主張で記事を結んだ。メンツなどの理由で理性的な消費ができないのは、自動車に限らず中国市場の特徴と言ってもいいだろう。とはいえ、ドイツ車は最近中国でシェアを落としつつあるのに対し、日系車は好調で売り上げを伸ばしている。質の高さが中国でも認められつつあると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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