日本にも良い人はいる・・・中国で農業を教える日本人に称賛の声=中国メディア

日本にも良い人はいる・・・中国で農業を教える日本人に称賛の声=中国メディア

中国メディアは、退職してから自費で中国に渡り、現在は河南省で地元住民に農業を手ほどきしている日本人男性の活動を取り上げた。(イメージ写真提供:123RF)

 中国には各分野で有名になった日本人がいる。例えば中国で俳優として活躍する矢野浩二氏などがその最たる例だが、中国の農家に有機栽培を教えたことで有名になった日本人もいる。中国メディアの今日頭条は5日、わざわざ中国まで来て、中国の農家に無料で農業を教えている日本人男性を紹介する記事を掲載した。

 この男性は、退職してから自費で中国に渡り、現在は河南省で地元住民に農業を手ほどきしている。記事は、大学で農業経済を学び、中国の大学で教えた経験もあることから、自身の経験を活かして中国の人々の役に立ちたいとの一心で中国に渡った人物として紹介している。退職後は悠々自適に過ごしたい人がほとんどの中国からすれば、金儲けにもならないのに退職後の貴重な人生を海外の見ず知らずの人のために使うなど信じられないお人よしに感じるのだろう。

 記事によると、最初の年には、雪でトマトの棚がつぶれるというアクシデントもあったというが、これを機にネットショッピングに参入し「禍を転じて福と為す」を実践したと、この男性の機転とあきらめない精神を称賛している。

 現在中国では、都市部と田舎の農家との経済格差が開き続けている。大都市では日本の平均収入と同程度の人も珍しくはないが、この男性が農業を教えている地域では、2014年の「平均年収が2800元(4万6000円)に届かないほど」貧しかったそうだ。この地域の農家は、この男性を通して有機農業を学んだことで収入が格段に上がっており、感謝してもしきれないに違いない。

 この記事に対しても、中国人から称賛の言葉が寄せられている。「日本にも良い人はいるんだな」、「人類に貢献した良い日本人」など、日本人のイメージが上がったとする人もいた。この男性は、現在では中国のSNSのアカウントに30万人がフォローしているという。こうした人々による民間の交流は、中国人に日本への理解を深めてもらうのによい作用となっているに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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