日本で暮らす中国人、日本国籍を取れるのに取らない理由とは=中国メディア

日本で暮らす中国人、日本国籍を取れるのに取らない理由とは=中国メディア

中国メディアは、「なぜ多くの中国人は日本国籍を取ろうとしないのか」と題する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 在留中国人は年々増えており、まもなく100万人を突破する見込みだ。日本で暮らす外国人にとって、帰化して日本国籍を取得することは何かと有利なはずだが、申請しようとしない中国人が多いそうだ。中国メディアの海外網は15日、「なぜ多くの中国人は日本国籍を取ろうとしないのか」と題する記事を掲載した。

 在留中国人と言っても事情はそれぞれだ。記事は、長年日本に住んでいても帰化しない何人かの中国人にその理由を質問し、紹介している。まず紹介しているのは「出国がブームになった1980年代」に来日し、酒類の貿易をしてきた1組の夫妻だ。今では家も車もあり、入管局でも国籍が取れる確率は高いと言われたほどだが申請したことはないという。その理由について、「日本での生活も完全に慣れたわけではない」と回答している。むしろ、高齢になればなるほど中国が恋しくなり、毎回の帰国は子どものようにうれしくなるそうだ。

 来日23年という上海出身の男性は、永住権は取りたいが国籍は変えないと答えている。日本国籍を取れば、日本で稼いだ財産を守るのに有利だが、「帰化」という言葉に差別的な感じがして抵抗があるからだという。さらに、国内の親戚の感情も考えると日本国籍は取れないと答えている。

 日本で会社を経営しているという別の男性は、来日26年だが国籍取得を思いとどまったそうだ。ビザの更新など面倒なことが多く、国籍を取得したいと思ったことはあるが、中国国籍の再取得は難しく、「ビジネスの将来性」からいうと中国市場の潜在力は大きいため、やはり中国国籍のままのほうがビジネスには有利だという結論に達したそうだ。最後に、中華料理店を経営する女性は、中国で余生を送りたいと語ったそうだ。以前は年を取っても日本に残りたいと思っていたが、今では中国には何でもあり、中国はどんどん変化しているからだ。

 国籍を変えて帰化することは、便利さをもたらす面がある一方で、少なからぬ不便さも出てくるようだ。外国人にとって生まれ故郷の国籍を捨てることは一大決心であり、なかなかできないことなのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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