狂犬病を撲滅した日本、「わが国は日本に比べて格段に遅れている」=中国メディア

狂犬病を撲滅した日本、「わが国は日本に比べて格段に遅れている」=中国メディア

中国メディアは、「狂犬病対策の面で格段に遅れている中国の現状」を日本と比較して語る記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 日本ではすでに撲滅されていると言える「狂犬病」だが、中国を含め海外の国々では死亡者数の多い伝染病として警戒されている。中国メディアの今日頭条は16日、「狂犬病対策の面で格段に遅れている中国の現状」を日本と比較して語る記事を掲載した。

 記事は、2018年に中国江西省で人が野良犬に襲われる事件が相次いで発生したことに触れ、「中国では決して珍しい事件ではないが、狂犬病の感染によって死に至った人のなかに子どもや妊婦が含まれていたのは本当に痛ましい」と指摘した。

 そして、ペットブームが巻き起こっている近年の中国では犬にリードを付けずに散歩させる飼い主が多く見られていることを指摘。これに対して、飼い主は「うちの犬は人を咬まないし、犬を自由にさせて何が悪いのか」と考え、犬が嫌いな人との間で意見が衝突していると指摘する一方、安全の観点からすると「攻撃的な犬以上に狂犬病の伝染がより危険であり、中国は狂犬病の撲滅に成功している日本から学べることがある」と主張した。

 続けて、日本が狂犬病を撲滅することができた理由について、「飼い犬の登録と予防接種が義務付けられていること」を挙げた。また、「登録されていない野犬は保健所に保護され、狂犬病が人や他の動物に感染することを防いでいる」ほか、「動物愛護やペットを飼う際の義務について人びとに周知徹底している」と説明した。

 一方、中国の状況について、一部の都市では「凶暴性のある犬の飼育の禁止」等の条例が制定され、「文明養狗」という飼い主のモラル向上を促す啓発もなされているが、全体としては意識が低く「費用を負担してまで予防接種を受けさせる飼い主は少ない」と指摘。中国で狂犬病はこれまでも問題視されてきたが、近年のペットブームに伴って飼い主の意識やモラルが問われていると訴えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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