東南アジアへのインフラ投資で競い合う日中、「中国は日本に負けない」=中国メディア

東南アジアへのインフラ投資で競い合う日中、「中国は日本に負けない」=中国メディア

日本の東南アジアへのインフラ投資額は中国の1.5倍で最も多いという。しかし、東南アジアへの直接投資では、中国からの資本流入が加速化している。(イメージ写真提供:123RF)

 日本は東南アジアへのインフラ投資の総価値で1位になっているという。中国メディアの今日頭条は24日、東南アジアのインフラ投資で日本と中国は競い合っていると紹介する記事を掲載した。中国は日本に負けない、と主張している。

 記事によると、このインフラ投資について調査したのは、米国大手格付け機関のフィッチ・レーティングスで、日本の東南アジアへのインフラ投資額は中国の1.5倍で最も多いという。しかし、東南アジアへの直接投資では、中国からの資本流入が加速化しているとも伝えている。

 このデータによると、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、そして、ベトナムの6大経済圏への投資において、日本は最高額となる3670億ドルを投資している。2位の中国は2550億ドルだった。日本と中国の主な投資先には違いがあり、日本の主な投資先はベトナムで、プロジェクトの価値は2090億ドル、それに対して中国は930億ドルをインドネシアに投資している。しかし、中国もベトナムへの投資を急速に増やしているという。

 記事は、2016年から現在まで、中国によるベトナムへの直接投資は、1年で15%も増加していると伝えた。今年に入ってからの4カ月だけで、2018年全体の70%に相当するといい、中国も日本同様、ベトナムへの投資に力を入れるようになったことが見て取れる。ベトナムへの投資で日本と中国は競い合う形になったため、「一番得をしているのはベトナム」と締めくくった。

 しかし、中国では国民の関心は薄いようだ。記事に対して多くの反響が寄せられているが、「なぜベトナムなどに投資をするのか」との内容が多かった。ベトナムの対中国感情は良くないため、「まずは中国国内のインフラを整備してほしい」、または、「ベトナムは間もなく財政破綻しそうだ」といった理由をあげている。「ベトナムへの投資は日本に任せておけばいい」という人もいた。

 これは、中国人の間でベトナムへの親近感が薄く、遅れている国だと見下している面があるためかもしれない。とはいえ、中国がベトナム投資を増やしているのは事実であり、競って投資する対象になった「ベトナムが得をしている」というのもあながち間違いではないのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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