なぜ中国の消費者たちは「再び日系車を愛する」ようになったのか?=中国メディア

なぜ中国の消費者たちは「再び日系車を愛する」ようになったのか?=中国メディア

中国の自動車市場が減速し、中国車・ドイツ系・米国系・韓国系などの販売台数が前年同期比マイナスに落ち込むなか、日系車だけはプラスを記録している。(イメージ写真提供:123RF)

 2012年9月に尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題がぼっ発した際、中国では反日感情が高まり、中国市場における日系車の販売台数は急激に減少した。2012年8月時点で16.7%だった日系車の中国市場シェアは、2012年10月には一時的に6.1%にまで急落した。

 しかし、13年11月時点で中国市場における日系車の復調は鮮明になり、19年5月の市場シェアは23.83%まで回復した。特筆すべきは、中国の自動車市場が減速し、中国車・ドイツ系・米国系・韓国系などの販売台数が前年同期比マイナスに落ち込むなか、日系車だけはプラスを記録していることだろう。

 中国メディアの今日頭条は24日、「なぜ中国の消費者たちは再び日系車を愛するようになったのか?」と題する記事を掲載し、日系車だけが堅調な販売台数を維持できる理由について考察している。

 記事は、まず2008年の金融危機の時期に、米国市場における日系車の販売台数がGMを抜いてトップに躍り出たという事例を紹介。消費者は自動車を購入すると同時に修理やメンテナンスという経済的負担を背負うことになると指摘する一方、日系車の低価格・高品質という特長は「金融危機下にあって経済状態の良くない当時の米国人から大歓迎を受けた」と説明した。

 そして、当時の米国と同じような現象が現在の中国で起きており、国内総生産の伸びが鈍化するなかで「日系車は燃費が良く、故障率が低く、残価率が高い」という特長が中国人消費者のハートを掴んでいると紹介。

 事実、日系車が中国で販売を伸ばしてきた年を見てみると、見事に国内総生産の伸びが鈍化した年に当てはまると強調し、経済成長が鈍化すると消費者は保守的になり、保守的になった消費者は「燃費が良く、故障しにくい日系車」に流れるのではないかと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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