韓国への輸出規制、日本の素材・材料分野における「強さ」を改めて実感=中国メディア

韓国への輸出規制、日本の素材・材料分野における「強さ」を改めて実感=中国メディア

中国メディアは、日韓関係の悪化によって「漁夫の利を得るのは中国だ」と論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 経済産業省は1日、フッ化ポリイミド、レジスト、フッ化水素の韓国向け輸出規制を強化することを発表した。フッ化ポリイミドは有機ELディスプレイの製造に必要は材料であり、日本の輸出規制は韓国のディスプレイ産業にとっては大きな痛手となると言われているが、中国メディアの今日頭条は2日、日韓関係の悪化によって「漁夫の利を得るのは中国だ」と論じる記事を掲載した。

 記事は、日本が半導体や有機ELディスプレイの製造に必要な材料の韓国に対する輸出規制を強化すると発表したことを紹介し、「日本による規制強化は韓国にとっては大きな痛手であるのは疑いようがない」と強調。日本の輸出規制強化は韓国のディスプレイメーカーにとっては「極めて影響が大きいはずだ」と指摘し、韓国メーカーはいずれも日本から材料を購入しているためだと指摘した。

 続けて、日本の輸出規制強化は韓国のディスプレイ産業全体の発展を大きく制限することになると指摘する一方、それによって利益を得るのは「中国のディスプレイ産業」だと強調。今回の輸出規制の強化対象に中国は含まれておらず、韓国のディスプレイメーカーと競合関係にある中国メーカーにとっては「朗報」であることを強調した。

 さらに、材料を調達できなくなった韓国のディスプレイメーカーが製品をタイムリーに出荷することができなくなれば、中国のディスプレイメーカーへの引き合いが増えるのは目に見えていると紹介。なかには中国メーカーとの継続的な取引を選び、韓国メーカーから乗り換える企業も出てくるかもしれない期待を示した。

 一方で記事は、日本の素材・材料分野における「強さ」を改めて実感したことを指摘し、「日本製品はコンシューマー向け製品では元気がないが、材料や素材といった分野では今なお世界をリードする地位にあることが再確認された」と伝え、それだけ日本の輸出規制強化は韓国にとって大きな痛手となることを伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

関連記事(外部サイト)