日本では子1人を育てるのに2700万円も! 中国は平均年収が低いのにこんなにかかる=中国メディア

日本では子1人を育てるのに2700万円も! 中国は平均年収が低いのにこんなにかかる=中国メディア

中国で1970年代に導入された一人っ子政策はすでに撤廃されており、2016年からは2人目の出産が認められるようになった。これは日本とも共通する少子高齢化問題に対する危機感から生じた対策の1つだ。(イメージ写真提供:123RF)

 中国で1970年代に導入された一人っ子政策はすでに撤廃されており、2016年からは2人目の出産が認められるようになった。これは日本とも共通する少子高齢化問題に対する危機感から生じた対策の1つだ。

 だが、2人目の出産が解禁されても中国では出生数が想定していたほど伸びていないという指摘もあり、これは子育てにお金がかかるという「経済的負担」が理由だとされている。中国メディアの今日頭条は9日、「子どもが生まれから大学を卒業するまでにどれだけの費用が必要か」について、 中国と日本など諸外国を比較する記事を掲載した。

 記事は、ここ数年中国でも少子化の傾向が見られるようになり、政府が2人目の子どもを推奨するようになったにも関わらず、「若者は結婚しても子どもを望まない傾向が見られる」と指摘。これについて専門家は、「都市部の不動産の高騰、優れた教育環境の不足、養育費や教育費の高騰」といった要因があるとしている。そこで、「子どもが生まれから大学を卒業するまでにどれだけの費用が掛かるか」について、日本、米国、中国の統計を比較した。

 まず日本は、幼稚園から大学まで全て公立に通った場合の費用が約1081万円、そこに養育費を加えると「22年間で少なくとも約2721万円もかかる」と伝えた。次に、米国の場合、子どもが2人いる中流家庭の場合、17歳までに1人の子どもに掛かる学費と養育費は24万5000ドル(約2645万円程)で、そこに4年制の大学費用を合わせると「約3291万円が必要」と指摘した。

 最後に中国は出産準備から大学卒業までの費用として、「1345万円ー2000万円が必要」と紹介。子どもを産み、大学卒業まで育てるのは日米中ともに莫大な費用がかかることがわかるが、注意すべきは中国の平均年収は最も経済的な成功を収めている上海ですら250万円ほどであることだ。他の都市は上海より低く、それを考えれば中国で子育ての金銭的負担は日米以上に重いことがわかるだろう。

 記事は、中国では95後と呼ばれる1995年以降に生まれた世代が子どもの教育に力を注ぐ傾向が見られ、子どもの養育費は高騰していると指摘し、中国では今後も子育てにかかる金銭的負担の重さゆえに、子どもを望まないという傾向が強まっていく可能性を指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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