京アニの大惨事に「我々はどうしてこんなにつらく、悲しいのか」=中国

京アニの大惨事に「我々はどうしてこんなにつらく、悲しいのか」=中国

中国メディアは、「京アニが火災に遭って、我々はどうしてこんなにつらく、悲しいのか」と題する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 京都市のアニメ制作会社「京都アニメーション」のスタジオが放火され、多数の死傷者が出たニュースは、中国でもすぐに拡散され注目を集めた。突然の悲劇に日本のみならず中国や世界からも哀悼の意が続々と寄せられている。反日感情の強い中国だが、日本アニメのファンも多く深い悲しみに包まれている。中国メディアの今日頭条は20日、「京アニが火災に遭って、我々はどうしてこんなにつらく、悲しいのか」と題する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者はこのニュースを知り、かなりのショックを受けたという。この「暗黒の1日」を振り返りながら「なぜこんなに悲しくなるのか」気持ちを整理しつつ分析している。

 記事はまず、この日の様子について、問題の大きさが明らかになるとすぐ中国のネット上にはアニメーターらの無事を祈るコメントでいっぱいになった、といかに注目されたかを伝えた。しかし、その祈りもむなしく、犠牲者が出てからは、混乱した頭で京アニの作品の数々を思い返していたそうだ。

 筆者には日本アニメのオタクの友人がいるそうで、「けいおん!」をきっかけに日本アニメにはまったという友人は、「失恋したような気持ち」と喪失感の大きさを語った。筆者は、日本のアニメは好きだがオタクというほどではない自分がこれだけのショックを受けているのだから、日本アニメを心のよりどころにしている多くの中国人はどれだけつらいだろう、と気持ちを推し量り、「きっとパリのノートルダム大聖堂が消失したときクリスチャンが受けたショックと同じなのだろう」と想像している。

 記事に対して、悲しみを示すコメントが続々と寄せられている。「この火事では、素晴らしい絵が失われただけでなく、我々の青春も焼かれたのだ」という人もいた。「ノートルダム大聖堂が焼かれても残念に思うだけだが、京アニは心が焼かれたのだ!」と心の痛みを書き込んでいる。中国では、若い世代の多くが青春時代を日本アニメと共に過ごし、心の支えにもなっており、京都アニメーションの悲劇は中国人にも大きなショックを与えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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